沖縄で全国に先駆けてWiMAXのサービスが提供されることになりました。
沖縄テレメッセージ(那覇市、宮城文勝社長)は11月20日、県庁で会見し、次世代の高速無線技術「WiMAX(ワイマックス)」を利用した同社の新事業「テレメBB―WiMAX」のサービスを12月25日から南城市で開始すると発表した。光ファイバー通信や非対称デジタル加入者線(ADSL)の利用が難しい地域でのインターネットサービスの提供が可能だという。
高速無線でネット提供 WiMAX、来月全国初の実用化? [2008年11月21日 琉球新報]
今回は南城市の協力を得てADSLや光ケーブルの圏外でサービスを提供するとのことです。
月額料金:2,980円、詳細はテレメBB-WiMAX
WiMAXとは?
簡単に説明すれば、無線LANのように電波でインターネットに接続でき、かつエリアが広いことが特徴です。
WiMAXには2つの規格(IEEE 802.16-2004と呼ばれているものとIEEE 802.16eと呼ばれる移動通信体向けのもの)がありますが今回のニュースはIEEE 802.16-2004におけるWiMAXのサービスが始まったということです。
[移動通信体向けのものに関しても最近よくニュースで取り上げられますね。]
もともと広大なアメリカではADSLでも信号が各家庭へ届かないため、無線技術のWiMAXが普及していったようです。日本においてもADSLや光ケーブルのエリア外のもう一歩先までエリアを拡大するためにWiMaxによるサービスが提供されることになりました。
これまでインターネット接続が難しいとされていた地域においては情報格差が生じていたかもしれませんが、そうした問題を解決する手段としてWiMAXに期待大です。