リリース延期を経て10月10日よりYahoo!ボックスが使えるようになりました。この手のオンラインストレージサービスは多々あるものの、なんといってもポイントはその容量。Yahoo!プレミアム会員であれば50GBが登録だけで無料で使え、月300円払えば1000GB(約1TB)使えるという今までにない容量を提供しています。
対抗馬は先輩格のGoogleStrageといえるでしょう。こちらは1TBの追加容量が年間256ドルですので、Yahoo!ボックスが桁違いの安さである事がわかります。大判振る舞いですな。
という事で、Yahoo!ボックスは使わない手はありません。利用開始はとっても簡単です。(この手のサービスで難しいのはあまりないです)下記にアクセスしましょう。
次いで、利用登録ボタンを押します。
しばらくおまちください…のメッセージが20秒ほど表示されて、
下記の様な画面に進みます。ただWEBベースでこの種のサービスを使うのは使い勝手が悪いですな。左下のパソコン用アプリのインストールボタンを押して、プログラムをインストールしてしまいましょう。
アプリをインストールすると、ユーザーフォルダの中に自動的に「Yahoo!ボックス」フォルダが作成され、そこに納めたデーターが自動でアップロード及び同期される仕組みになっています。気になる転送速度は筆者の環境では200kb/sでした。同時刻でSugarSyncが300kb/sでしたので、この手のサービスではまずまずといったところでしょうか。(googleストレージの転送速度の参考記事はこちら)
本気で1000Gbアップさせるとなると、この速度だと、24時間ずっと稼働させたままでも57日程かかる計算になりますね。オンラインストレージには根気が求められるのです。
しかし、サービス提供者側としては帯域には非常にコストがかかるので、この価格でこのスピードは仕方がないといえるでしょう。
URLでファイルを共有したりもできるので、他のオンラインサービスと同じく便利に使えそうです。自分の死後自動的にデーターを消去するサービスなど今後サービスが拡張していく予定らしいので、今後が楽しみなサービスですね。
注意点としては、同期系サービスはパソコン側のファイル容量も同じ分消費するので、大容量のオンラインサービスはノートパソコンの使い手にはちと厳しいのと、サービスの質が未知数であるため、今後急な値上げがされるリスクやファイルが消えてしまうリスクなどを念頭に置いておく必要がある事でしょう。上手に利用していきたいですね。