デキるMacの使い方:Time Machineでメールを復元する

Categories: Apple, ITtimes, セキュリティ, トラブル解決, トリビア  2011/8/29 月曜日

削除してしまったメールを元に戻したい・・・どこに保存したのか分からない・・・という経験は一度や二度してしまうものです。

MacにはTime Machineというバックアップアプリが標準装備されていますが、削除したファイルを復元する、ファイルを変更前の状態に戻す、といったファイルの復元機能のほかに、メールのデータも元に戻せるというありがたい機能もあります。

メールの復元は意外と知られていないのでご紹介。

方法は実にシンプルです。

Macの純正メールソフトMailを起動させ、その状態でTime Machineを起動させます。初期状態であれば画面下部のDock内左の方にそのままあるはず。

するとするすると画面が美しい宇宙の背景へと変わり、Mailのウィンドウが幾重にも連なって宇宙の彼方へと伸びていくことでしょう。あとは画面右側のタイムラインから、戻したい日時を選べば、その頃のMailの内容が中央のMailウィンドウの中に表れます。

この頃のメッセージを戻したいのであれば、該当のメッセージを選び「復元」をクリック。消してしまったメールボックス、下書きも復元できます。

ただし、Mac OS X 10.7 Lion 以前のOSを使っている方は、あらかじめ外付けハードディスク、またはTime Capsuleにデータをバックアップする設定を済ませておくことが前提です。

Mac OS X Lionからは内蔵ハードディスク内の空き領域に自動的にバックアップする仕様となったため、そこに余裕がある限りTime Machineを使用できます。とはいえバックアップできる量には当然限りがあるため、さらに外付けディスクを用意しておけばより長期間にわたって保存できますし、内蔵ディスク自体が壊れた場合も安心です。

最近は5,000円代から購入できるので、何かに備えておいても良いのではないでしょうか。


Author: mirai
パソコン修理、保守担当。 技術を磨くため毎日修行中。 今までに対応したトラブルなどをサポートログに書いていきますので、ぜひご覧になってください。

コメントは受け付けていません。