Mac OS X Lionのちょっとした新機能:プレビューで手書き署名を作成し挿入する

Categories: Apple, ITなニュース, 使えるIT  2011/8/25 木曜日

Mac OS X Lionより「プレビュー」アプリにて、手書きの署名を作成し、文章に挿入できるという新機能が加わりました。

Macの「プレビュー」は、Windowsでいうところの「エクスプローラ」等にあたりますが、PDFの編集機能が驚くほど高機能です。PDFファイルや画像に注釈の書き込みを行なったり、リサイズ、画像編集などの機能がバージョンアップとともに加わってきており、OSならではの機能強化はうれしいところです。

プレビューで手書き署名を作成する

まず「プレビュー」を開き、上部タスクバー内の「プレビュー」から「環境設定」を開きます。この中の「署名」タブをクリック。すると「手書きの署名をPDF書類に追加することができます。まずMacのカメラを使って署名のイメージを取り込んでください」というメッセージと、「署名を作成」ボタンが表れます。

「この署名を作成」ボタンをクリックすると、内蔵のiSightカメラが起動し、カメラから写る様子が署名作成画面に表れます。

「小さな白い紙に黒のインクで自分の名前を署名してください。」
「署名が青い線の上にくるように、Macのカメラの前に紙を持ち上げてください。」

という指示が表れます。

白い紙とペンを用意し、署名を書きます。そしてMacのディスプレイ上部にあるiSightカメラへ書いた署名を近づけると、すぐに「署名のプレビュー」ウィンドウに読み取られた手書き文字が表れます。いわゆるOCRスキャン機能ですね。

この読み取り精度は意外と高く、手書きの特長をよくも悪くも忠実にとらえてくれるので、字に自信がない人はMacのせいにしないように….

作成した手書き署名を挿入する

「受け入れる」ボタンを押すと、見事署名が完成します。出来上がった署名は、文章で構成されたPDFファイルに挿入することができます。

PDFファイルを開き、注釈バーの「S」のイニシャルの「署名」ボタンをクリックすると、先ほど作成した手書きの署名が表れます。注釈バーが表れない人は、タスクバーの「表示」→「注釈バーの表示」をクリックし表示させましょう。

そして先ほど作成した署名をクリックし、カーソルの十時キーを挿入したい場所に持って行きクリック。そうすると見事署名が挿入されます。大きさは挿入した後にサイズ変更できます。

署名を挿入する機会は、オフィシャルな文章以外では意外にないものかもしれませんが、うまくよみとれば手書き文字だけではなく、ロゴや住所、フッタにテンプレとして記載したい表記なども登録できるため、事務作業を簡略化するちょっとしたTipsになるかもしれません。

ぜひ使ってみてください。


Author: mirai
パソコン修理、保守担当。 技術を磨くため毎日修行中。 今までに対応したトラブルなどをサポートログに書いていきますので、ぜひご覧になってください。

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