節電問題が話題となっている昨今ですが、パソコンの配線を原因とした痛ましい火災事故のニュースが流れました。
パソコン配線がショートかー名古屋の火災、死者5人 –asahi.com(2011年5月26日)
県警によると、実況見分の結果、2階の南東角の部屋にデスクトップ型2台とノート型1台のパソコンがあり、複数の電源コードが延長コードに差し込まれ、「たこ足配線」の状態になっていた。パソコンが置かれた机の下にコードは一塊に折り重なっていた。コードとその下側の床の直径約20センチが焼け焦げていたという。
省電力パソコンも増えているとはいえ、PC、ネット関連の電気使用量は意外とばかにできないもの。パソコン本体、モニター、プリンター、ルーター、iPodやモバイル機器、ケータイの充電など、電源を必要とするものは、数えてみると少なくありません。
ぞくに「タコ足」と呼ばれる、ひとつのコンセント差し込み口を分岐して、何本もの配線をつないでしまうこともあります。パソコンが複数台ある場合はさらに足が増えて危険です。
オフィスなどでも電気使用量に基づいた設計を行なっていても、あとから機器が増えていってすごいことに・・ということも。
延長コードやコンセント、タップに容量オーバーの電流が流れると、被膜を溶かし出火の原因となることがあるようです。また、コンセントやタップにゴミやホコリがたまっていたり、外れかけていたりすると漏電、ショートの原因になります。
まずできること:
・ブレーカー機能付きの電源タップを利用する
機器などの接続負荷の容量オーバー、短絡、過電流が発生しても、タップのブレーカーが働きます。1500W前後の容量を持ち、ノイズカット機能や雷サージを備えたものも増えています。
余裕がある場合、UPS(無停電電源装置)等を備えることによって、パソコンや機器も安全に守ることができます。
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・パソコン、または配線周りをこまめに掃除する
内部を開閉のできるパソコンならば、開けてCPUクーラーやファンをクリーニングし、熱対策を行なうことによって負荷を抑えることができます。また、コンセントや配線の周りもこまめに掃除し、火災の原因を未然に防ぎましょう。
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・使わない機器、電源タップはオフにする
消費電力だけでなく、タップに流れる電気量を減らすことでより危険がなくなります。待機電力を減らすことによって、電気代もオトクになりますしね。
その他、弊社の過去のエントリーも参考にしてください。
これから暑くなる季節だけに、快適かつ安全なPCライフにしましょう。