パソコンで何か作業をするためには、使う人の考えを適切にパソコンに伝えてやる必要があります。キーボードやマウスはそうした機器の中でももっともオーソドックスなものとして使われてきたというのが前回の話でした。
無線化や高感度化など技術革新は進んだものの、初期の製品からコンセプトが変わっていないことを考えると、その完成度の高さには驚かされます。また音声認識やkinectをはじめとした新たな入力デバイスも楽しみな分野となっています。
さてパソコンからユーザーに処理結果を返す方法にはどのようなものがあるのでしょうか。
[モニタ]
パソコンにディスプレイは欠かせない装置の一つで、パソコンの出力装置といえばモニタを先に思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
かつてWindowsXPが登場して後もしばらくはCRTと呼ばれるブラウン管のモニタがよく利用されていました。サイズは14 – 19までのスクエア型が主流でしたね。もう教科書等でしかお目にかかれないんでしょうか。
現在ではご存知のように液晶タイプのものが主流になっています。
画質ではいくらか劣るものの、場所はとらないし、大画面が安くで入手できるのでほんとに助かります。近年技術的に大きく飛躍した装置のひとつといえますね。
[プリンタ]
プリンタも出力装置のひとつで、パソコンで処理した内容を出力する機能を持っています。
数年前は電子ペーパーが普及する将来を予想して、プリンタはだんだんと見られなくなるだろうと考える人もいました。
しかし少なくとも現状を見る限りではその逆であるようです、今後はどうなっていくんでしょうか。今年はインテリアとしても違和感のないデザインやコードレス化の進んだ商品がトレンドとなっています。
[スピーカー]
音で出力を伝えるスピーカーも出力装置の一つとみなせます。
大量の音楽データを管理するにはパソコンはとてもよいツールです。
CD等やオンラインストアからダウンロードした曲を主にパソコンで聞くという人も多いことでしょう。
操作編でも見たように、パソコンへの命令は音声によっても伝えることができます。
と同時に処理結果を人間にわかるような形で音声で伝えさせることもできます。
たとえば音声読み上げ機能などは以前からOpera等のブラウザにも搭載され、視覚に限りがある方にとっては重要なツールのひとつとなっています。
出力装置のまとめとして、単に命令を処理するだけならどんな高速なマシンであっても意味がないことでしょう。ユーザーへのフィードバックされる情報があって意味があります。
こう考えるとカラープリンタや液晶モニタが安く買えるのは本当にありがたいことだなと思いました、感謝感謝。