2月14日にウイルスバスターの脆弱性が見つかったと発表され、修正モジュールが公開されました。
TMTDIドライバがカーネル内での任意コード実行を許可してしまう脆弱性について-トレンドマイクロ サポートページ
■概要
トレンドマイクロのTMTDIドライバにおいて脆弱性が見つかりました。この脆弱性により、攻撃者はカーネル内での任意コード実行が可能になります。
*攻撃者がこの脆弱性を利用するには、脆弱なコンピュータにローカルアクセスする必要があります。
TMTDIドライバを使用する全てのトレンドマイクロ製品が、本脆弱性の影響を受けます。■本脆弱性の存在が確認されている製品/バージョン
- -ウイルスバスター2011 クラウド
- -ウイルスバスター2010
- -ウイルスバスター16
- -ウイルスバスター コーポレートエディション 8.0 / 10.0 / 10.5
- -Trend Micro ビジネスセキュリティ 6.0 / 5.0 /5.1
この修正モジュールは通常のアップデートでは適用されませんので、トレンドマイクロのサポートページより該当するバージョンの修正モジュールをダウンロードし適用してください。
なお今回の脆弱性はウイルスバスター for Macには存在しないそうです。
http://esupport.trendmicro.co.jp/pages/JP-2078725.aspx
適用手順
- 修正モジュールをダウンロードし、実行します。
- 黒いコマンド画面が表示され、修正モジュールの適用が開始します。
- 「再起動が必要です」とメッセージが表示されるので、[今すぐ再起動する]ボタンを押しパソコンを再起動します。
修正モジュールの適用を確認する
ここではウイルスバスター2011の場合です。
- メイン画面を開き、右上の[?]ボタンから[バージョン情報]を開きます。
- [各コンポーネントの詳細情報を表示]をクリックします。
- 表示された一覧の中の「エンジン」の項目のところにある、「TDIドライバ」が「6.6.1077」になっていることを確認して下さい。
ウイルスバスターを使われている方は多いと思います。
この修正モジュールは適用しておきましょう。
また定期的なアップデートも忘れずに。