Categories: ITなニュース 2010/2/1 月曜日
今日は少し怖い話を。
プレゼントされた電子情報機器を通して機密情報が収集されている可能性があるとして、MI5がロンドンの企業幹部ら数百人に警戒を促す文書を配布していたことが報じられました。(1/31英サンデータイムズ紙)
記事によれば何と、中国の情報当局者が貿易フェアなどでスパイウェア入りの電子情報機器(デジタルカメラ等)を英国企業のビジネスマンに贈っていたとのこと。防衛、エネルギー関連の企業が標的となっていたこともあってかなりピリピリしているようです。国名が取り上げられMI5が動くなど穏やかではありません。
規模は違えど、一般企業においても大切な情報を守るうえでスパイウェアは脅威となります。社内に持ち込む情報機器の管理は徹底しなければなりません。電子機器をプレゼントされるとうれしいものですし、好意を疑うなどもっての他ではありますが、このニュースもふまえてビジネスでは贈る方もいただく方も慎重にならなければいけないのかもしれません。