Appleの新しいデバイスだとか、Amazonのkindleだとか、電子コンテンツ関係の話題がホットなこの頃ですが、毎週楽しみにしているアプリ「手塚治虫マガジン」がバージョンアップして、より電子書籍ショップっぽくなりました。
iPhoneでのマンガ「手塚治虫マガジン」
登場して約1年くらいになるかと思いますが、昨年は手塚治虫氏の生誕80年ということで、iPhoneで手塚治虫作品を無料で読めるというたまらないアプリだったわけです。
毎週、各作品から1話ずつくらい選ばれ、100ページほどのボリュームの一冊の本のような構成。次の週には続きが載ったり、別の作品がまた載っていたりと、知名度があり作品の多い作家だけに提供できる内容でした。
実際、iPhoneでマンガというのは文字の大きさや展開の推移などどうなのだろうと思ってたんですが、毎週火曜日の更新が楽しみになるくらいに、「使える」ものでした。
PCでコンテンツを楽しむことはもう久しいですし、iPhoneでブログやネットサーフィンももう一般的になった。ケータイやモバイル機器でこういう紙媒体の作品を手軽に、という分野はこれから発達するであろうフィールドなので、とても楽しみにしてました。
そして今回大きくバージョンアップし、手塚治虫作品をiPhone上から購入できるように。
今まで同様のマガジンとは別に、今週掲載されている話の続き、「鉄腕アトム」や「どろろ」といった他の作品も1巻ごとに350円ほど、だいたい普通のマンガ書籍と近い価格で購入できます。
ビジネスモデルとして、こういう電子出版書店が今後このように発展していくのは必然だろうと感じさせられます。
この「手塚治虫マガジン」は単品での公開ですが、簡単に効果を持って提供するためにAmazonなどの覇権争いがこれから進むでしょうが、ものが豊富にあふれる現代だからこそ、あまりものをもたずに情報だけを持って管理するライフスタイルが今後進んでいくんだろうなあと感じます。
想像できる電子マガジンの近い未来の姿
ウェブと雑誌や書籍の境目がこれからはなくなっていくんだと予測できます。そうしたコンテンツは、こんな楽しいものになるだろうと期待できるムービーがこちら。
テレビ、ビデオ、雑誌の境がなくなるんじゃないかなあ、と考えると面白いです。