ブロードバンドと情報格差

Categories: ITなニュース  2009/11/11 水曜日

日本のインターネット環境は世界的に見てもかなり普及している部類に入るようです。

国土が狭いこととなどが功を奏しているのかもしれません。

とはいえ、島国であることからたくさんの離島も抱えています。

日本には有人島が現在400ほどあるようで、そのうちのいくつかは都市部と比べてまだ通信に関する格差が存在します。

そんな地域のひとつ東京都小笠原村では光回線やADSLはなく、ダイヤルアップかISDN程度の回線しかありませんでした。

その小笠原諸島で通信衛星「きずな」を使ったブロードバンド通信実験が行われたようです。

きずなのブロードバンド回線なら下り155Mbpsとなり、現在より上りで約80倍、下りで約16倍高速になるようです。

ネット衛星「きずな」、父島でブロードバンド通信実験

今回の試験結果が安定すれば情報格差はいくらか解消しそうですね。

ところで沖縄の離島におけるインターネット環境はどうでしょうか。

石垣島や宮古島では一部で光回線が利用できます。

また、南北大東島でも小笠原村に先駆けて通信衛星を活用した通信を利用できます。

とはいえ、やはりたいていの離島ではまだまだ高速回線を利用することはできないようです。

インターネットに接続さえできれば仕事ができる時代です。

だからこそ通信環境さえ改善されれば福祉や島おこしにも大いに貢献するでしょう。

水や電気と同じほど基本的なインフラである通信網に関しても早期敷設が望まれるところです。


Author: Nishi
システム開発、管理を担当しています。 どちらかというと裏側の仕事が多いですが、 開発したものがどこかで社会の役にたってほしいと願うのは開発者であればみな同じはず。 そんな観点で実は便利もしくは有益だけどあまり知られていないITのさまざまな分野を記事で紹介していきたいと考えています。

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