何もかも無線にして快適なPCライフを!

Categories: ビジネス, 使えるIT  2009/9/8 火曜日

「私は機能よりも快適性を重視するよ。」という方、「デスクトップPCは使ったことないよ。いつもノートPCだぞ。」っていうユビキタスな考え方の方は予算が許す限り無線化を図るとさらに幸せになるでしょう。以下に無線化を図る4分野をまとめてみました。

■電力

ワイヤレス電力の技術導入に関しては総務省で検討段階に入ったとの事ですので、そう遠くない時期に電気のコードがなくなる日も近いといわれていますが、現時点で商品化の話が具体的にある訳ではないようです。そんなに待てないぞという方でも、ノートPCのバッテリーを使う事で、今でも電源ケーブルをテーブルからなくす事ができます。ここ数年、CPUの低電力化が進み、ノートPCのバッテリーの稼働時間が驚くほど大幅に伸びました。レッツノートの夏モデルで12時間というものまであります。これだと仕事の間、全く電源ケーブルを外したままにする事ができますね。

■Bluetooth

最近のノートPCはBluetooth搭載モデルが増えました。Bluetoothで使用するのに適した周辺機器はやはりマウスでしょう。使い勝手がいいので、一度つかったら、もう元には戻れないと皆さん言います。欠点らしい欠点もなく、強いてあげれば、電池が入っている分少し重いので持ち運びのみ難点がある程度です。あと、ヘッドセットもBluetoothとの相性の良い機器の一つです。コードが首や体に絡みつかないのは確かにいいですね。ただし、音質にこだわった商品は少なく、今のところ快適性と機能との両立は難しいようです。デスクトップパソコンであれば、Bluetoothキーボードもお勧めです。特にPCをしながらごろ寝できる環境の人はすごく便利かと思います。

■無線LAN

ノートPCの方にはこれはもはや当たり前、定番の技術ですね。このごろの新しい動きとして、この9月にはこれまでの無線の規格を大幅に上回るパフォーマンスと範囲を実現するIEEE802.11nがドラフト版から正式版へと代わります。これまで長く使用されてきた「802.11n ドラフト2.0認定機器」は、そのまま「802.11n機器」として扱えるようになります。802.11nは最大伝送速度が現在の54Mbpsから理論値で300Mbps、かつ、複数のアンテナでデータを送受信する技術により、安定性も飛躍的に向上します。企業でオール無線化にできれば、配線工事やネットワーク機器にかかるイニシャルコストの削減、レイアウト変更の柔軟な対応、LANケーブルの削減による利用資源、廃材の削減等が可能になりますので検討の価値ありかと思います。

■Wireless USB

USBもワイヤレスになりました。CardBus PCカードとUSBハブのセットが約20,000円程で購入できます。用途としては、別の場所にデスクトップパソコンがあって、それにUSBプリンターがつながっているんだけど、ノートPCからもいちいち繋ぎ替えしないでUSB接続プリンターから印刷したいって時に使えるのかもしれません。ちょっと用途が限られるかもしれませんね。面白い商品なんですが。

これらを組み合わせると、デスクにノートPCを1台だけ置いて、机の上には他には何にもなしというステキな環境が作れます。ついでに社内電話も携帯型にして、首から下げる様にしたら、完璧ですね。仕事もはかどりそうです。ちなみに私の机の状況はそれから遥か遠い所にあり、書類やらねじやら工具やら周辺機器やらでスペースらしいスペースもない状態です。無線化以前にまずは片づけからしなくては。。


Author: tokunaga
ネットワーク構築、サーバーメンテナンスを担当。 MCP、CCNA、SCSA、DD1種などを有しており、ネットワークの設計・構築・運用まで一通り行います。 法人様への最初の窓口として応対させて頂くことが多くございます。 問題解決のお手伝いを致しますのでひとりで悩まずお気軽にご相談ください。

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