昨今の光回線の普及により、帯域は劇的に大きくなりました。
例えば、フレッツ光プレミアムの場合ですと、1Gbpsの大容量バックボーンになっています。
これを32人で共有する事となっています。
しかし、帯域と実際のスループットは違います。沖縄のデーターセンターに専用回線の10万円/月ぐらいの高い回線をせっかく引いても実測40Mbpsしかでなかったという話を聞いたりします。(もちろん、回線品質は安定性など、速度だけが品質ではありませんのであしからず)
■スループットが出ない原因
光プレミアムも最大100mbpsをうたっていますが、実際は、100mbps出ている方はいません。回線スピードが頭打ちになる原因は様々で特定が難しいですが、ISP(インターネットサービスプロパイダ)とフレッツ網との接続帯域幅の問題がある場合があります。
他要因として考えられるのは、マザーボードやチップセットやNICなどのクライアントまわりです。私は妻よりCPUが2倍速いパソコンを使用していますが、スループットを計測すると妻のPCに負けてしまいました。
このあたりは、ハードウェア構成と及びネットワーク構成にかかってくるところです。
■簡単に速度を上げるには
ハードウェアを変えたり、プロパイダを変えたりするのは結構大変です。簡単に速度を上げる方法はないでしょうか。
それはRwin値(TCP/IP経由でデータを受信しているコンピュータが、受信確認を送信側に送る間隔を示す値)を上げる方法です。ただし、これはお使いのPCがXPで、東京以外に住んでいる方、光回線を使用している方に限る方法です。
Windows XPでのRWinの初期値は65535byteとなっています。これを131070もしくは、262140に値を変更する事で、回線速度を上げる事ができます。この変更はDr.TCPと呼ばれるソフトを使用するとよいでしょう。
(参考資料:速度向上のポイント)
試してみたところ、私の環境では12Mbpsから14Mbpsにまで上がりました。大した変化ではありませんが、少し気持ちがいいです。みんさんも試されてみるのはいかがでしょうか。