Categories: ITなニュース 2009/4/24 金曜日
昨年の9月頃、中国のソースコード開示要求が話題になりました。
要約すると、中国政府が外国企業に対し、デジタル家電などの中核情報を開示するよう命じる新制度を2009年5月から導入するという内容でした。
開示を拒否すれば、その製品の対中輸出や中国での現地生産、販売が一切禁止されます。
これはかなり衝撃的なニュースでした。
ソースコードはソフトウェアの設計図で、そこにノウハウが詰まっていますので、簡単にそうですかと開示することなどできません。当然、他国の政府は強く反発しました。
中国側はソフトの欠陥を狙ったコンピューターウイルスの侵入防止などを目的に挙げていますが、悪用されてしまえば、暗号解読、違法コピー、国家機密レベルの情報漏洩も起こりえます。
いくら何でもこの制度の導入は無理だろうと思っていたのですが、昨日(4/24)の読売新聞によると、中国側は強行突破に踏み切るようです。
ブラックボックスだと本当に安全かどうか分からない。確かに事実です。だからといって、中身を全部教えてというのも前例がありません。
今後どうなっていくのでしょうか?