Windows XP サポート終了

Categories: ITなニュース  2009/4/15 水曜日

Windows XPのメインストリームサポートが昨日4/14終了しました。

ニュースなどでも取り上げられていましたので、XPをお使いの皆様は少し不安に感じておられるかもしれません。

結論から申し上げますと、2014年までは安心してお使いいただけます。

マイクロソフトのコンシューマ向け(家庭用)製品には、発売から最短5年間のメインストリームサポートが設けられています。XP Home Edition などがこれに該当します。ちなみにメインストリームサポートは以下のような内容となっています。

1.セキュリティ更新プログラムの提供
2.新しいコンポーネントやService Packの提供
3.無償サポート

(※他にもありますが主なものだけに絞りました)

さらにビジネス向け製品(XP Professional等)では、上記のメインストリームサポートに加えて、さらに最短5年間の延長サポート期間が続き、合計で最短10年間のサポート期間となります。

XPは2001年11月発売ですので、本来は2006年で5年を迎えるのですが、後継OSのVistaの発売がずれ込み、今回の2009年4月まで延長されたという経緯があります。

くわえて、家庭向け製品のXP Home Editionは使用ユーザーが非常に多く、たくさんの要望があったため、例外的にビジネス向け製品と同じサポートが適用され、延長サポートの恩恵にあずかれるようになりました。

延長サポートに入ると、セキュリティ更新プログラムの提供以外は基本的に行われません。しかし一般ユーザーにとってはそれだけで十分です。

結果的には、XP(特にHome Edition)はとてもお得な製品だったと言えるでしょう。サポート期間を決めるだけでも紆余曲折あったOSでしたが、それだけ完成度が高く、広く愛されたOSでした。

しかし5年後には、セキュリティ的に見て使えないOSとなります。Vistaは賛否両論あるOSですが、安全面での優位性は決定的になりますし、Windows7やそれ以降のOSも期待できそうです。

サポート終了を心配してすぐに乗り換える必要はありませんが、やはり時間の問題ですので、移行を前提にタイミングを見計らっていくと良いと思います。


Author: Jun
アイティーアシスト代表 ワクワクするようなIT活用をご提案します。

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