低価格パソコンがいま売れてます。動きが悪くなったり、壊れたりするときに、このご時世手の届く選択肢が増えていることは歓迎でしょう。
昨年から急激に市場を拡大したミニPC,ネットブックと呼ばれる端末は4,5万円台から。
また先日楽天市場は、中古パソコン、カメラだけを集めた「中古市場」の公開を発表しました。
インターネットショッピングモール「楽天市場」に、中古品だけを集めた「中古市場」をオープン C-NETジャパン-(2009年3月13日)
中古品に対する需要の高まりを見せるなか、新生活を迎えるユーザーの節約志向に応える中古品に特化した企画ページをリリース。対象商品は、「カメ ラ」「パソコン・周辺機器」「家電・AV」「ゲーム・CD・DVD」「楽器」「本・雑誌・コミック」の6ジャンルで、オープン時の商品数は約45万点。今 後は、バッグや財布のブランド品やインテリア用品など、対象ジャンルを順次拡大する予定。 また、同社は楽天市場を通して、店舗がユーザーから中古品を買い取る仕組みも構築する予定だという。
自動車だけではなく、一台のパソコンを長く使いたいという需要は確実に伸びてます。ネットと事務作業だけなら、Windows Xpでまあ十分。ガンガン高機能のマシンはとりあえずおあずけ。
そこまで機能やスペックは求めなくても、ある程度使えたらという顧客層と、不況ゆえの購買単価の下落がこうした市場を作ってるんでしょう。
Amazonのマーケットプレイスと似ていて、中古パソコンであっても市場の流通を活発化させることで各ショップの主力商品を売っていくようです。
技術や機能的には保守的なミカタですが、時代に合わせた低価格パソコン販売方法が出てきています。
100円パソコンの登場
ヨドバシカメラが100円パソコンの販売を始めて、注目を集めています。
ケータイが実質0円とかの時代なのでついに来たかーという印象はありますが、カラクリはこのパターンです。
通信費に上乗せ 2年以上使用で「割高」 -毎日新聞(2009年3月12日)
秋葉原のヨドバシカメラ。4万4800円のエイサーと東芝のミニPCが1円で販売されていた。デルの4万9800円も1円だ。
格安で売れる仕組みは、データ通信サービスとのセット販売だ。07年に携帯電話市場に新規参入したイー・モバイル(東京)の通信サービスを2年以 上契約することを条件に、ミニPCとデータ通信用端末(3万3800円)がほぼ無料で手に入る。同社広報によれば、同社がミニPC代とデータカード代の合 計金額から6万9600円程度を負担する。100円、1円などの値段を付けるのは量販店で、差額は量販店が値引きする。
ほんとは高額なケータイが1円で売られていたりするのと同じで、イー・モバイルのインセンティブ(販売促進営業費)で相殺している仕組みです。
実際、パソコンショップや家電店でもネットの光接続を一緒に申し込んだらさらに2万円引き!とやっていますからね。
対象となるパソコンは前述のミニノートパソコン、ネットに接続するのがメインとなる端末。外出先などでの無線接続を活かすためにはイーモバイルなどのデータ通信パックが必要となるため、そういう利用する人にはよさそうです。
バッテリーやディスプレイの寿命はまだわかりませんが、既存のノートパソコンのそれを踏まえて考えてみると3年以上は使えるでしょう。
しかしそれらのパーツの修理代を考えると次のノートパソコンに買い替え、という感じになりそうで、長い目で見るとどちらが得になるのか、使い方に合わせて考えてみないといけないですね。