Kindle 2 の可能性

Categories: ITなニュース, 使えるIT  2009/2/25 水曜日

kindleをご存じでしょうか?

(米)Amazonで発売されている電子ブックリーダーです。

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Amazon Kindle2

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アマゾンといえばご存じ書籍のオンライン販売で有名な企業ですが、これからの方向性として書籍のデジタル販売に力を入れています。

AmazonのKindle Storeにて好きな本を端末にダウンロードして見ることができます。

ネットワークインフラが整備されてきたことやより薄くて軽量な端末の開発が可能になったこともあり、こうしたサービスが可能になりました。

現在 Kindle Store で扱われている対応書籍は23万冊以上らしいです。

本家のアメリカでは2007年の発売以来少しずつシェアを拡大しています。

そして2月9日に(米)Amazonから端末であるKindleの新製品、Amazon Kindle 2 が発表されました。

Kindleで不評だったデザインやレスポンスの悪さも改善されているようで、操作性も向上しているようです。

Kindle 2 でできることは以下の通りです。

600 × 800 ピクセル(6インチ)のモノクロ16階調で表示(Kindleは4階調)

メモリを2G内蔵で書籍1,500冊ほど保存可能

ワイヤレス機能をOffにすれば2週間以上バッテリーが持つ

試験的に音声読み上げ機能がある

などなどです。

ちなみに電子書籍の購入はネットワークにつながっている必要がありますが、Kindle およびKindle 2 からネットワークに接続する場合の料金は無料となっています。

ブラウザも内蔵されているため、ニュースサイトの閲覧程度ならできてしまいます。

ネットブックより本の閲覧機能に特化しているため起動も速く、時間が空いたら気軽に読むことができます。

価格は最近のネットブックと同じ価格帯になりますので、若干競合するかもしれません。

と簡単に機能やサービスを取り上げてみましたが、ネットワークに無料で接続可能というだけでもすぐに元を取れてしまいそうですね。

日本では販売しないのでしょうか。

実は電子書籍の市場は日本にもあります。

SonyやPanasonicも電子書籍リーダー(Kindle 2よりも高性能)を販売していたことがあります。

が、日本の場合携帯端末において書籍を購入するユーザーのほうが多く、売れ行きがふるわなかったようで市場から撤退しています。

Kindle 2 が日本で発売されるためにはこうした先の失敗から学ぶ必要もありますが、本のiPodと言われるだけに日本でもその便利さが認知されれば普及する可能性があると思います。

Amazonさん、日本での発売よろしくお願いします!!


Author: Nishi
システム開発、管理を担当しています。 どちらかというと裏側の仕事が多いですが、 開発したものがどこかで社会の役にたってほしいと願うのは開発者であればみな同じはず。 そんな観点で実は便利もしくは有益だけどあまり知られていないITのさまざまな分野を記事で紹介していきたいと考えています。

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