地球温暖化防止のためにCO2削減が叫ばれています。
そんな中、生産のためにはどうしても大量のCO2を排出せざるを得ない企業活動に対して厳しい視線が向けられています。
検索大手のGoogleも例外ではないようです。
先日、英サンデー・タイムズ紙が米物理学者の「Googleで2回検索すると、やかん一杯分のお湯をわかすのと同等のCO2が排出される」との調査結果を掲載しました。これに対しGoogle側はその調査に反発しているようです。
Googleは通常データーセンターの高密度化、高効率化など環境対策に積極的な企業として知られているので、これは思わぬ横槍を入れられた形になるかもしれません。
確かにユーザーが増えればそれだけ施設も増やす必要がでてきますし、電力消費も増加することになるでしょう。
しかし、検索エンジンを利用するPCのほうがはるかに非効率にCO2を排出しているという調査結果もあります。
IT分野でCO2の排出量は地球全体での総排出量の2%を占めているそうです。
これを多いと見るか少ないと見るかは様々でしょうが、CO2削減のためにできることからという姿勢が大事なのではと思いました。
Googleでの検索において排出されるCO2の量に関する調査結果が大げさすぎるという主張もあるようですが、でもゼロというわけでもありません。シビアにCO2削減に貢献するとすればユーザー側で何ができるでしょうか。
検索エンジンの使用回数を減らす、ということかもしれません。
検索エンジンに用意されている絞りこみ検索の機能を利用すれば目的の情報に最短でアクセスできることがあります。
目的の情報に到達するために三回検索していたところを絞り込みを利用することで1回でアクセスできる、といった具合です。
時間も節約できて一石二鳥です。まだの方はどうぞお試し下さい。
CO2削減といえばGoogleではユーザ参加型の面白い試みもなされています。
?
?
このプロジェクトは、自分が取り組んだCO2削減のアクションを登録すると、全体のCO2削減量にその分が追加されていくというものです。一人からでも取り組め、会社で取り組めばEcoなイメージを社会に認知してもらえるメリットもあります。
自発的なとりくみを促すこうしたフレームワークを提供するところにGoogleの見識が伺えます。個人個人の意識ももっと高まるといいなと思いますね。