新型MacPook Proが登場しました。
今回の製品は画期的でかなり強気だなと感じました。
まずメンテナンスの観点から興味を持ったのはバッテリーです。
筐体は薄くて軽いのに、バッテリーは40%の容積アップが施されているとのこと、駆動時間は何と8時間まで延びています。
これを実現するために思い切った仕様変更が行われています。バッテリーを本体一体型とすることで筐体の容積を無駄なく使っています。
これは理想のカタチではありますが、バッテリーは何かとトラブルの原因ともなるので、ユーザーが自分でバッテリーを取り外したり、交換したりできないのは不安要素ともなります。
しかしAppleも強気(自信)です。
新型バッテリーは、駆動時間(60%増)や再充電可能回数(3倍)を根拠に5年ほどの寿命だということです。
従来のバッテリーは1.5年程度の寿命ですし、さらに機器そのものの寿命やコンピュータの進歩を考慮すると、そもそもこのバッテリーは交換が不要という考え方も見えてきます。
他社開発の汎用バッテリーを取り付けるだけのメーカーではなく、バッテリーや制御関連の開発技術とノウハウを持ち合わせているAppleの強みとプライドを感じる仕様です。
強気だと感じた別の理由は、Blu-rayドライブが搭載されていないことです。これだけのハイスペックなので少しバランスが悪い感じもしましたが、”AppleはiTunes Store”を貫いているのだとすれば、これもまた決意なのだろうと思います。