Web制作が大きく変わりそう。本格的日本語クラウドフォント登場

Categories: ITtimes, ITなニュース  2012/2/23 木曜日

ウェブサイト、ホームページにおいてまずありきなのが文字、フォントです。その表現力が一気に高まるであろうニュースが流れました。

モリサワ クラウドフォントサービス「TypeSquare」を開始

2012年02月07日

 株式会社モリサワ(代表取締役社長:森澤彰彦 本社:大阪市浪速区敷津東2-6-25 Tel.06-6649-2151 代表)は、クラウドフォントサービス「TypeSquare(タイプスクウェア)」 のサービスを2012年2月22日に開始することを発表します。
「クラウドフォント」は、インターネットを介してフォントを配信する技術で、閲覧する環境にインストールされていないフォントでもブラウザ上で表示できるようになります。サービス開始時にはモリサワ書体のうち154書体を利用することができます。

通常webページを制作する時は、ページを見るパソコンにインストールされているフォントを使えるよう、フォント(書体)の指定をします。ですが初期設定でインストールされているフォントは極めて少なく、おもにMSゴシック、MS明朝、メイリオくらいなもの。

この場面ではこんな書体を使いたい、もっとポップなものを、もっと格式のあるものを…という場合にはその書体を画像化して埋め込んだりといった方法がとられています。
こんな方法が10年以上続いていました。

しかし必要なフォントをネットのクラウド上から読み込んでページ内で使えるようにしよう、という流れが数年前からはじまっていました。海外で活発に始まっており、昨年頃からはGoogleも同サービスをはじめていました。

とはいえやはり文字数の多い日本語では使える同クラウドフォントはまだまだ少なく、かっこいいアルファベットを見ながら歯がゆく思っていたわけですが、日本語フォントの雄、戦後の活版技術を牽引してきたモリサワのクラウドフォントが満を持して登場というわけです。

教科書、新聞、テレビやメディアで見かける書体のほとんどがこのモリサワ製。
今後これに沿って各社日本語のフォントが充実すると思われますが、そうすると国内のウェブサイトの品質が格段に上がって、もっと楽しくなるのではと予想されます。

書体や字体の雰囲気と読みやすさ、気持ちよさって、直結していますからね。

作る方も、読む方も、実に楽しみです。

その他のメジャーなクラウドフォント:

Google Web Fonts

でこもじ

フォントプラス


Author: mirai
パソコン修理、保守担当。 技術を磨くため毎日修行中。 今までに対応したトラブルなどをサポートログに書いていきますので、ぜひご覧になってください。

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