今年も残りわずか1週間となりました。例年この時期には年末のセキュリティ対策を徹底するよう注意を呼びかけています。
年末はウイルス感染や不正アクセスなどの被害が普段以上に拡大する傾向があり気の抜けない時期です。
皆様、対策は十分でしょうか? それでは年末の注意点をおさらいしておきましょう。
1.友人からの年賀状を装った添付ファイル付きメール
毎年この時期に増加する手口です。アドレスが詐称されていることもありますので、例え友人からのメールであっても添付ファイルは慎重に扱いましょう。自分からメールを送る場合でファイルを添付したいときは、本文で添付ファイルのことに一言触れると親切ですね。
2.ビッグニュースに便乗するタイプのスパム
大災害や著名人の死去など、関心の高い話題を使って攻撃を試みるものです。ここ最近では北朝鮮の金正日氏の死去に便乗したスパムが流行するなど、常に旬の話題で好奇心を引こうとします。年末年始の期間中のビッグニュースや、この時期にありそうな「当選」のお知らせにも注意が必要です。
また今年はネットバンキングの乱数表を狙ったフィッシング詐欺が多発しています。年末のメンテナンスを装う攻撃が予想されますので要注意です。
詳細は以前のブログをご参照ください。
3.ワンクリック詐欺
年末年始はゆっくりインターネットを利用する方も多く、このタイプの被害が増加する傾向があります。
大前提として、セキュリティ対策ソフトやWindows等のOSを最新の状態に保つことは必須です。
万一セキュリティ対策ソフトを導入しておられないのでしたら今すぐ対策なさってください。
4.印刷物からの情報漏洩
少し観点が異なりますが、年末の大掃除の時には要注意です。
特に余ったコピー文書、FAX送信後の文書が安易に廃棄(一般ゴミに出す)されることで情報漏洩につながるケースが起こっています。
ここでは各自が行えることのいくつかを取り上げましたが、万全を期すためには他にも注意の必要な分野がたくさんあります。それぞれの企業におきましてシステム管理者から指針が示されると思いますので、高い意識で従うのが肝要です。
年末年始のセキュリティ対策に不安がありましたらお手伝いいたします。お気軽にお問い合わせください。(沖縄県内企業を対象とさせていただきます。)