iPhoneやスマートフォンで必須となっている地図情報アプリ「Google Map」に、現在地周辺の渋滞情報を表示させる機能が日本版に対応しました。
特に車で移動する際、「この道渋滞していたら遅れるかも」と不安になったり、渋滞にはまってしまい「別の道で行けばよかったかな」ということはだれもがある経験。
しかもこの師走の季節はとくに混み合うため渋滞状況の把握は必須です。これこそ「IT」で生活がスマートに、の模範的な活用です。
iPhoneの場合、「Googleマップ」を起動し、右下のオプションボタンを押します。
そして中央の「渋滞状況を表示/隠す」をタップ。
iPhoneでは、渋滞状況が赤やグリーン、オレンジのラインで点滅して表示されます。
もちろんスマートフォンだけではなく、PCの「Google マップ」からも交通状況として確認可能です。
さて、こうしたリアルタイムの渋滞状況どのようにして把握しているんでしょうか。
Googleの技術ブログでは以下のように説明されていました:
交通状況がGoogle マップで見られるようになりました
2011 年 12 月 9 日交通状況は、スマートフォンでユーザーがMy Location (現在地)の機能を有効にしている場合にのみGoogle に送られる、匿名化された位置情報と速度データを利用して通行の状況を計算、表示しています。この大量の匿名データの処理を繰り返していくことで、さらに精度の高い交通情報を提供できるようになっていきます。また、より多くの方が参加してくださることで、交通情報の精度も高くなり、ユーザーの皆さんにより便利に使っていただけるようになります。
なんと国内の散らばるスマートフォンの位置情報を匿名で集めた情報をアルゴリズム化して算出したデータだとのこと。
わたしたちがなにげなく持っているケータイが「集合知」として活用されていると思うと貢献している気もしますが、昨今問題となるGoogleがユーザー個人情報を収集している、という指摘も気になるところです。
Googleの目指す巨大データの活用はこういうカタチで実現していくんでしょう。