先日の記事でマーケットではアルゴリズムによる闘いが繰り広げられていることを紹介しましたが、他にも今後はこんなところにアルゴリズムが使われていく様です。
■信号無視する車を予測するアルゴリズム
車が信号無視する確率を予測できるというアルゴリズムを、マサチューセッツ工科大学の研究者らが開発した。研究者らの試算によれば、こうした予測が可能になれば、車両間(V2V)通信を利用して車どうしを連携させることで、米国の交差点で毎年発生している数百万件の衝突事故と7,000件の死亡事故を防げるようになるかもしれない。
研究者らは、米運輸省の支援を受けて、バージニア州クリスチャンバーグにある交通量の多い交差点で、車の速度と位置の追跡調査を実施した。その調査データを利用したところ、交差点に近づいてきた車が信号無視をするかどうかを、衝突が起こる可能性のある2秒前までに、85%の精度で予測することに成功した。
■フォトショで修正された写真かどうかを80%の確立で自動判別
この解析アプリでは8つの統計パラメータを使って、切り抜き(クロッピング)やカラー修正といった全体の修正ではなく、被写体の姿形そのものをいじった痕跡をバシッと検出します。実物より痩せて見えるように顔・体のパーツを変形させると、それも分かります。ザラザラお肌をツヤツヤお肌に修正すると、それも分かります。
ボランティア350人の写真でトレーニングを重ね、当たる確率は80%を達成。とりあえず最初は顔面に特化したバージョンから作りましたが、用途に応じて簡単に調整できるので、他のどんなタイプの写真でもいけるそうですよ? (開発者は今後はごまかしがきかないので、修正割合を付記すべきと主張しているとの事)
いやー世の中のすべてはこうして数値化されていくんですね。少し将来を垣間見る記事を2つご紹介いたしました。