最近よく目にするようになった用語で、「オンプレミス」という用語があります。英語ではon-premises(施設内の意味)で、企業内でサーバーを置いて運用する形態の事を指します。
これと対になる用語としては本来は「オンデマンド」(on-demand 要求に応じるの意味)なんでしょうが、この語が運用形態を指して使用される為、対語としてふさわしいのは「クラウドコンピューティング」になるでしょう。
メールサーバーに関してはすでにクラウド型のサービスを利用している会社も多く、この例に代表されるように、一概にオンプレミスがコスト安とは言い難い部分があります。今後はクラウドのサービスも充実していき、企業で利用している他のサービスもクラウド側にシフトしていくでしょう。
私としてはこの区切りがその昔、「スタンドアローン」と「LAN接続パソコン」と区別した時の事を思い起こしてしまいます。「そっちの会社まだオンプレミスなの?!」という会話をする日もそんなに遠くないかもしれません。