サーバーのUPS選定時の注意点-3

Categories: ITtimes, ビジネス  2011/9/8 木曜日

電源供給が安定している日本でも、人間が感知できない瞬停などは頻繁に起こっています。システムがなぜか再起動していた、なぜか止まっていたという経験をされた事があるなら、一度電源周りを疑った方がよいです。

サーバーにUPSを設置する場合どれでも良いわけではありません。規格や能力に違いがあります。正弦波やAVR機能について過去2回取り上げましたが、今回はUPSの4方式をまとめてみました。

サーバーの場合、どのUPS方式を採用するかの導入の判断基準となるのは切替え時間の発生の有無です。ラインインタラクティブ方式の場合は4msec程度、瞬間的な電圧降下が発生します。本来は無瞬断のUPSを導入したいところですが高価ですので、弊社ではお客様と相談の上でラインインタラクティブ方式のUPSを導入するケースが多いです。瞬停に限って言えば、トラブルはこれまでありませんので、比較的信頼を置いてもよいでしょう。

廃棄を含めた運用管理のコストを考えるとUPSは決して安く無いため、UPSなしを検討する場合もあるかもしれません。夜間バックアップ中の電源断があった場合バックアップデーターと元データーが2つとも失われる危険を認識した上であればUPSなしに決めても良いでしょう。


Author: tokunaga
ネットワーク構築、サーバーメンテナンスを担当。 MCP、CCNA、SCSA、DD1種などを有しており、ネットワークの設計・構築・運用まで一通り行います。 法人様への最初の窓口として応対させて頂くことが多くございます。 問題解決のお手伝いを致しますのでひとりで悩まずお気軽にご相談ください。

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