「Yahoo！JAPAN ID」のログイン履歴に、覚えのないIPアドレスからアクセスされた形跡が記録されているとの報告がネット上で相次いでいます。
SONYのネットゲームにてユーザー情報が漏洩していた、というニュースによって関心が高まり、このところオンラインサービス、クラウドサービスのセキュリティ問題が取りざたされています。
この度のYahoo!JAPANアカウント問題は、一部のtwitterや掲示板にて情報や報告が先行しているようですが、当Yahoo!は現状アカウント流出を否定しており、また知らないIPアドレスからのアクセスがあったからといって、必ずしも不正利用とは限らない可能性をあげています。
Yahoo！IDに覚えのないアクセス？ 「ID・パスワード流出は一切無い」とヤフー –ITmedia(2011年5月19日)
ヤフー広報担当は「当社からのID・パスワードの流出は一切ない。Yahoo！のサーバに対して不正なプログラムによるアタックもないと確認している」とコメントした。
Yahoo！メッセンジャーを利用するためのアプリなど、Yahoo！JAPAN?IDを利用する他社製サービスを使っていると、ログイン履歴に覚えのないIPアドレスからのアクセスが記録される場合があるとも説明している。
Yahoo！JAPANのメールアドレスを使ってFacebookで友達検索すると、Yahoo！JAPAN?IDのログイン履歴に海外からのアクセス記録が残るため、これを不正ログインと勘違いした可能性もありそうだ。
FacebookやMixiの、メアドを使った友だち検索、便利だけどこわいくらいですよね。ネット上の情報の活用は多様化しているため、このように以前のネットの知識を新しくしなければいけないのかも。
履歴を確認したい場合は、Yahoo!JAPANのログイン履歴確認画面にアクセスしてください。
ログインした日時、ログインに成功しているか、またアクセス元のIPアドレスが分かります。このIPアドレスを下記の「IPひろば」のようなIPアドレスからアクセス地域を割り出せるサイトを使い、アクセス元を知ることができます。
認証に何度か失敗していたり、それが心当たりのない日時やIPアドレスだった場合、Yahoo!に問い合わせて安心してみる方がいいかもしれません。
とはいえ当面もっとも有効な手段は、定期的にパスワードを変えること。自分の知っているアカウント情報もよく把握しておくようにしましょう。
