4/13のパッチ適用後、PowerPoint 2003に不具合が生じる可能性が報告されています。
ファイルを開くと、実際には破損していないにもかかわらず、「ファイルは破損しています」といったエラーメッセージが表示される場合があるとのこと。
がっかりして最初から作り直す前に一度チェックしてみましょう。上記に該当する症状であれば回避策があります。
いくつかの方法がMicroSoftから提案されています。以下に引用しますのでご活用ください。
回避方法1: PowerPoint 2007/2010 でスライド マスターから画像を削除する
手順)
- 現象が発生するファイルを PowerPoint 2007/2010 で開きます。
- [表示] タブをクリックし、[マスター表示] のグループから [スライド マスター] をクリックして、 マスター表示に切り替えます。
- 各マスターに存在する原因となる画像を削除します。
補足)
削除した画像をスライドで利用する必要がある場合、マスターではなく、各スライドに直接挿入します。
この変更を行ったファイルは PowerPoint 2003 でも編集が可能となります。
回避方法2: PowerPoint 2010 で “PowerPoint 画像化プレゼンテーション” として保存する
手順)
- 現象が発生するファイルを PowerPoint 2010 で開きます。
- [名前をつけて保存] をクリックし、”PowerPoint 画像化プレゼンテーション” を選択して保存します。
補足)
編集が不要な場合、この手順ですべてのスライドを画像として構成します。
この形式で保存したファイルは、変換時点の情報はすべて画像となるため再編集は行えません。
回避方法3: PowerPoint 2007 で HTML 形式で保存する
手順)
- 現象が発生するファイルを PowerPoint 2007 で開きます。
- [名前をつけて保存] をクリックし、”単一ファイル Web ページ” または ” Web ページ” を選択して保存します。
補足)
この形式のファイルは PowerPoint 2003 で再編集可能ですが、PowerPoint 形式で保存しなおすと現象が再現します。