Adobe CSが本当にアップグレードしてほしいこととは

Categories: ITなニュース, デザイン, 使えるIT  2011/4/14 木曜日

 

http://www.adobe.com/jp/

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プロフェッショナル制作ソフトの雄「Adobe CS」シリーズの次期バージョンが発表となりました。

今回は久々の有償のアップデートとなり、そして目立った点としてサブスクリプション(ライセンスの月額制)プランが登場。

最先端のクリエイティブツールが手頃な月額使用料で -Adobe Creative Suite5.5ファミリー

Creative Suite 5.5は、複数のエディションから、用途に合ったツールセットを選択できます。新しくなったサブスクリプションプランで、常に製品の最新バージョンをご利用いただけます。サブスクリプションは必要に応じて停止、再開できます。

今回の導入を考える人は、現在CS5を持っていない人々と予想できます。アップグレードを考えている人には、初期投資が少ないために導入はしやすいのかもしれません。

考えられる主なメリットは:

  • ・社内のライセンスをまとめてアップグレードすると、それなりの金額になってしまう。そのような出費を避けたい
  • ・プロジェクトに応じて、単発でライセンスが欲しい
  • ・上位バージョンでのファイル互換性を高めたい

Adobeは2年ごとのメジャーアップデートを予定しており、それまでの間に今回のように登場1年ほどで0.5というマイナー有償アップデートのバージョンを出すことがあり、今回はそのタイミングで月額制も登場しました。

業務で使い続ける場合、2年ごとに20〜30万強の設備投資が必要なわけで、金額設定の敷居の高さは変わっていません。

アップデートを行わない主な理由は、次の点かも知れません:

  • ・金額設定が高価すぎる
  • ・アップデートごとにUIの変化、機能の追加削除が多い
  • ・下位バージョンファイルの互換性が心配

ユーザーや他のデザイナーさんにお聞きしても、CS3はクラッシュ(特にイラストレーター)やバグが比較的多かった気がします。こうした日々使う上での信頼性が一番気になるところ。

またDTPtransit鷹野さんも指摘していますが、金額設定はデザイナーやユーザーの技術やスキル、レベルの底上げにつながるようなものではありません。

ユーザーが求めているのは、対価に見合うだけの信頼性や機能だと思うので、使いやすさを意識したバージョンアップをしてほしいところです。

アップグレードに求めたいこと:2段階制のアップグレード

  • ・成熟させるためのメジャーバージョン
  • ・新機能を盛り込んだ人柱的要素の強いExtendedバージョン
  • ・上記を成熟させバグフィクスした次期メジャーバージョン

Author: mirai
パソコン修理、保守担当。 技術を磨くため毎日修行中。 今までに対応したトラブルなどをサポートログに書いていきますので、ぜひご覧になってください。

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