2010年はiPadの登場でタブレットPCがよく知られる年となりました。
iPhoneになじみのあったユーザーは操作感はそのままに大きな画面サイズで扱えるところに魅力を感じた方も多いと思います。
2011年はiPadに対抗するタブレットPCが多数リリースされる予定です。
Googleは2010年からAndroidを搭載するタブレットPCをリリースしています。
2011年はさらにデスクトップ環境に近い(しかし実際にはほぼクラウド上でデータを扱う)ChromeOSの登場と、そしてタブレットPCへの搭載も噂されています。
パソコンでおなじみのマイクロソフトもモバイル向けOSを一新、その名もWindows Phone 7 (名前はあまり変わらないような..)が登場し、exe命のユーザーの希望に添う内容となる予定です。
他にもスマートフォン各社の独自OSが登場しています。
iPadには豊富なアプリなどの魅力的な部分が多い反面、日本のユーザーが重要視する機能がないことも事実です。
他社もその辺をよく研究していて、USBを搭載したりメディアカードスロットを装備したりカメラ機能を付けたりといろいろ工夫しています。
この分野で現在iPadが突出していることは間違いないので、ユーザーはiPadを規準に他社のものと比較して自分に合ったものを選ぶことになるでしょう。
ところでタブレットPCの魅力については改めて取り上げるまでもないかもしれませんが、特にノートPCと比較して起動が早く、電池の持ちもよく、電子書籍の媒体としても使用できるということがあるかもしれません。
またPCメール等も外出先で比較的容易に確認 & 返信ができたりするということもあり、Youtube等の動画を見ることもできます。
だいたい外でできたらいいなというような軽い作業にタブレットPCはうってつけです。
またHPのスレート(HPでのタブレットPCの呼称)は業務に耐えるよう設計されているということもあり、1ユーザーの使用にとどまらない可能性の広さを感じさせます。
IT業界でもタブレットPCによって新たな活用の場を探すべく様々なアイディアが出されているところです。
2011年には今後のタブレットPCの使用スタイルに関する様々かつゆるやかなアプローチが開発者またソフトハウスから出されることと思います。
そうしたアイディアが来年にすべて出尽くしてしまうとは思いませんが、具体的で有益な使い方の提案がなされなければ過去のネットブックのように一過性のブームで過ぎ去ってしまうかもしれません。
しかし、タブレットPCは既存のタイプのどのPCとも一線をかくすものですし、既存の枠にはまらない自由な発送を持ち込むことができる夢の箱かもしれません。
様々なアイディアを開発者とユーザーとで出し合って上手に昇華できれば、長く愛されるすばらしいITツールになることでしょうね。