iPhoneアプリやTwitterを活用したプロモーションが増えています。
初期の頃は、新しい技術の話題性を活用した一時的なプロモーションの感もありましたが、最近はしっかりと作り込んで顧客との継続的なコミュニケーションツールとしての活用を模索する動きが見受けられます。
秀逸な例としてサントリーの「胡麻麦茶」を挙げたいと思います。
イメージキャラクター、様々なメディアでの広告、デザイン・・・従来のマーケティングはすべて抑えた上で、iPhoneアプリ「血圧おやじの健康帳」を無償提供しています。
このアプリはおじさん達が楽しみながら体調管理を行えるように工夫されています。万歩計代わりに持ち歩くだけですが、ついつい他にも目がいきます。
例えば、日替わりでピリ辛健康川柳が表示されます。
「この歳で、ドキドキするのは恋じゃない」、「人生で血圧だけは今ピーク」などとこれまた秀逸。血圧川柳コンテンストも実施されていて、ユニーク川柳好きにはたまりません。
胡麻麦茶をともに飲む「ゴマともの会」もスタートし、ますます継続性が際立ってきました。
胡麻麦茶は健康維持を目的とした商品だけに、「継続性」というキーワードがとても分かりやすくて今回は例として取り上げましたが、商品や職種を問わず、ビジネスにおいて顧客との継続的なコミュニケーションは最大の資産です。
話題のIT技術を活用してコミュニケーション維持をはかるという戦略は、ますます重要になっています。