中国でのグーグルの活動撤退報道の流れを汲んで、Gメールのセキュリティ対策が行われたとのこと。
米グーグルは13日、無償の電子メールサービス「Gメール」の安全性を強化するため、全面的に暗号化したと発表した。
すべてのメールは自動的に暗号化される。グーグルは、中国から組織的なサイバー攻撃を受けたと公表しており、利用者の不安を払拭(ふっしょく)する狙いがあるとみられる。
Gメールは従来も暗号化機能を備えていたが、利用者が個別に設定する必要があった。
(2010年1月14日22時53分 読売新聞)
これはもちろん今までもアカウント、パスワードでのセキュリティ管理はされていたが、非暗号化通信(http)ではなく暗号化の通信方式(https)を使用するという変更。
これによりトラフィックは増えるため通信速度低下にはつながるはずですが、技術者が1バイト単位で対応するでしょう。
この変更でオフライン機能が使えなくなるケースがあるようです。
その際の対策設定は以下を参照:
Gmailのhttps変更に伴うエラーの回避策 -Internetwatch(20101月15日)
インターネットに接続された状態で一時的に接続方法をHTTPに設定するため、Gmailの「設定」ページの「接続方法」で「HTTPSの使用を選択制にする」を選択し、「http://mail.google.com」を表示させる。この状態でGmailを同期させ、送信トレイを空にする。次いでHTTPオフラインGmailをアンインストールするために、オフラインメールを無効に設定。通知が表示されたら、すべてのオフラインメールを削除する。
この作業が完了次第、「接続方法」をHTTPSに戻し、HTTPSでGmailに接続したことを確認した後に、設定メニューからオフラインメールを新たに設定する。
この方法をとることで、HTTPSでもオフラインGmailを利用できると説明している。
iPhoneでのこのGメールの暗号化対応の影響ですが、デフォルトの時点でSSL接続を使用する、という選択が設定の項目でなっているはず。
もし速度などの関係でここを「オフ」にしていれば、「オン」へ変えることで通常通り使用することができます。