Categories: ITなニュース 2010/1/7 木曜日
海外ネタですが、円周率π計算の桁数の記録が更新されたようです。
この記録は言ってみればスーパーコンピュータの性能チェックみたいな感じで、当然のように科学の進歩とともに更新され続けるものですが、今回はスーパーコンピュータではなく、1台のデスクトップPCが達成したことで注目されています。
使われたマシンの主なスペックは以下の通りです。
- CPU:Core i7(2.93GHz)
- メモリ:6GB
- HDD:7.5TB(1.5TB×5)
この辺に普通にあるPCを少しグレードアップした程度です。PC自体の価格は2000ユーロで、OSにはLinux、π計算プログラムは独自に作られたものだということです。
特に仕事柄興味があるのが、長期間フル稼働させたことです。円周率計算自体には116日間を要したということですので、少なくともこの期間はフル稼働を維持していたものと考えられます。
一般的なパーツではフル稼働を持続させるのはなかなか難しいところがあり、この安価なシステムをどのように安定稼働させていたのか見てみたいものです。
比較的身近なパーツを多数組み合わせることでスーパーコンピューター並みの処理能力を実現させるプロジェクトを最近目にしましたが、このように資金は少なくても工夫次第ですごいことができる分野も次々に登場しているのでいろいろと楽しみです。