Windowsユーザーなら日本語入力システムとしてMS-IMEをそのまま使うというのが普通かもしれませんが、こだわりがあって他のソフトを使っておられる方も少なくありません。

特にジャストシステムのATOKは人気があります。25年以上の歴史に裏打ちされた実力は確かなもので、日本語を知り尽くしているという感があります。私個人も今でもATOKをメインに使っています。辞書が充実してくると手放せません。

ここに登場してきたのが「Google日本語入力」です。先日ベータ版が公開されて話題となっています。

Google日本語入力は、クロール済みのWebデータから辞書を自動生成しています。この方法により、新語や専門用語、芸能人の名前等を網羅する点で優位性があります。

「Webのありのままを反映した変換エンジン」と銘打たれていますが、まさにGoogleにしかできない画期的な日本語入力ソフトです。

もちろんデメリットも存在します。Webのありのままは常に正しいわけではありません。例えば誤用表現が出回っている場合、辞書の候補としてそれが優先的に提示されてしまうことになります。

信頼性という点で課題はありますが、何と言っても着眼点がすばらしく今後が期待されます。

Tweet