3D映画「アバター」から始まる映画史

Categories: ITなニュース, おすすめサイト  2009/12/24 木曜日

ジェームズ・キャメロンの新作「アバター(Avatar)」をみてきました。

今後10年の映画の作り方が変わるであろう、現実よりもリアルなCGの表現が見事。

ビジュアルが本当に美しい。

実写とCGの区別がつかないことはおろか、CGのほうがリアルに見えてくるくらい。

ストーリーは決して新しいものではなく、「ダンス・ウィズ・ウルフズ」や「平成狸合戦ぽんぽこ」、「スター・ウォーズ」、「ラスト・サムライ」にある先住民対武力行使の開拓者、ロミオとジュリエットや「タイタニック」のような禁断の恋、勧善懲悪というクラッシックな構成だけに楽しめます。

こちらはあるサイトの解説。

22世紀、地球から遠く離れたこの衛星に進出した人類は、地球上では手に入れることのできない非常に貴重な鉱石をこの衛星で発見する。19世紀以来の新たな“ゴールドラッシュ”に沸く人類だが、この衛星パンドラには古来からの先住民「ナヴィ(Na’vi)」が存在しており、状況は複雑なものとなっていた。

ナヴィは人類に勝るとも劣らない知能を持つ大型の人型生物。この先住民たちは今も新石器時代さながらの、集落単位の生活を営んでいる。体長は平均的な人類の倍ほどはあり、人類のパワードスーツと互角に戦うほどの戦闘能力を持つ。だが性向は非常に平和的で、争いを好まず、人類にはない神秘的な力を有している。

その原住民とのコミュニケーションや、人類には適さない衛星環境での活動を促進するなどの目的で始められたのが「アバター計画」だ。人間とナヴィのDNAを使って作られたクローンの肉体に、特殊な装置を使って人間の意識を載せる。こうして衛星パンドラには幾人かの「アバター」が現地に投入されており、原住民コミュニティとの平和的な関係を築き上げている。

GAME Watch

今回は公式サイトの構成が本家アメリカハリウッドも、日本もほぼ同じ構成のFlashサイトを作っている事も興味深い。

大作であってもローカライズした日本向けのサイトを作っている事が多いですが、今回は映像美を感じさせるトリックを多く用いているため、映画を見たあとでもよく楽します。制作の上でも統一する事は合理的かもしれないですね。

公式サイト「アバター(Avatar)」

3DやCGに及び腰な人、中途半端なSFの世界表現に嫌気がさす人にこそ、ぜひみてもらいたい、造りの質の高い映画です。

お正月にぜひご一見を。


Author: mirai
パソコン修理、保守担当。 技術を磨くため毎日修行中。 今までに対応したトラブルなどをサポートログに書いていきますので、ぜひご覧になってください。

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