タイプミスもセキュリティーリスク

Categories: ITなニュース, セキュリティ  2009/12/16 水曜日

ネットサーフィンをしていて「あれっ」って思ったことはありませんか。

ヤフーにアクセスしたと思っていたのに、ここ似ているけど違うな..。

アドレスを直接打ち込んでアクセスするときにもそんなミスが多いかもしれません。

インターネットの世界ではURIの1文字を間違うだけでも別のサイトにアクセスしてしまうことが起こりえます。

利用者のそんなミスを想定して1文字違いのURIに本物そっくりのサイトが公開されていることもあります。

単にユーモアあふれるサイトであるならば害はないのですが、そうではないことも。

このような攻撃(罠?)はタイポスクワッティング[Typosquatting]と呼ばれています。

サイト開設者の目的は広告収入を目的としていることが多いようですが、中にはウイルスやスパイウェアが仕組まれていたり、フィッシング詐欺に用いられているものもあるので用心が必要です。

トップレベルドメインの種類が新たに追加されるタイミングでも多いようですね。

少し前の情報ですが、マカフィーの調査によれば12万件以上のタイポスクワッティングサイトが見つかったそうです。

年末年始、インターネット三昧の予定の方もいるかもしれませんが、タイポスクワッティングのサイトのことも念頭に置いておくとよいかもしれませんね。

余談ですが、アバウトな調査をするときはインターネット上の百科事典ウィキペディアを使うことがあります。

ウィキペディアに似たサイトはいくつかあるようでこんなサイトもあります。

アンサイクロペディア

ウィキペディアにアクセスしようとして上記サイトにたどりついてもタイポスクワッティングではありませんのであしからず。


Author: Nishi
システム開発、管理を担当しています。 どちらかというと裏側の仕事が多いですが、 開発したものがどこかで社会の役にたってほしいと願うのは開発者であればみな同じはず。 そんな観点で実は便利もしくは有益だけどあまり知られていないITのさまざまな分野を記事で紹介していきたいと考えています。

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