上場企業のホームページ開設は100%を超え、ただ情報を発信するというよりも見やすく使いやすい、そして検索され営業効果の高いサイト作りに制作者は悩まされますが、日興アイ・アールがホームページ充実度ランキングをまとめ、その一位に東芝が選ばれたというニュースがありました。
HP充実度、情報量評価され東芝が2年連続首位
日興コーディアル証券の子会社、日興アイ・アール(IR)は上場企業のホームページ(HP)充実度ランキングをまとめ、東芝が2年連続の1位となった。
株主総会の動画配信のほか、社外取締役の略歴を掲載するなど情報量の多さが評価された。2位はゲームソフト大手カプコン、3位はKDDIだった。
調査は2003年から毎年行われ、今回初めて上場企業のHP開設率が100%に達した。98・2%の企業が投資家向けコーナーを、98・6%が決算短信を公開する一方、株主総会の動画配信は2・0%にとどまった。
調査は、5月末時点で上場していた全3779社を対象に、過去3年以上の業績推移や事業別の売上高、英語版の決算説明資料など計131項目の有無を集計した。日興IRの河井隆コンサルティング営業部長は「個人投資家を呼び込むにはHPの充実は欠かせない」と指摘している。
日興アイ・アールによると「「分かりやすさ」「使いやすさ」「情報の多さ」の3視点で131の客観的な評価項目を偏差値化
(デザインに関する調査項目は含んでいません)」。その総合得点が東芝のサイトだったという。
もちろん上場企業が対象なので投資家への情報開示という観点が主とはいえ、情報量の価値、そして情報の構成の仕方という「おもてなし」が大切という点はよいサイト作りに学べる点ですね。
こうしたサイトを研究するといろんな匠の知恵や努力が伺い知られるので、ぜひぜひ参考にしたいと思います。
「HTML標準」という枠内で小さなユーザーにも配慮しつつ自由に設計すること、イマジネーションが求められます。