無線LANの暗号化セキュリティ設定を行わずに使用している家庭もまだ多くある訳で、情報セキュリティの意識は一般レベルではまだそんなに高くないかもしれません。
そんな中台湾のGSKYから、セキュリティ企画のWEPのSSIDキーの解析ツール付きの無線LANアダプタが発売されています。
GSKY GS-27USBの概要 -Akiba PC Wacth
IEEE 802.11g/b準拠のUSB無線LANアダプタ。メーカーはGSKY。
本体の外観やパッケージデザインなど、見た目は普通の無線LAN機器といった印象で、パッケージ裏面のイラストでもこの製品を一般的な無線LAN子機として用いる例が示されている。しかし、同梱の英語マニュアルには付属ソフトを使ってWEPキーを解読する手順などが記載、それと見られるドライバCDも付属している。
この無線LANアダプタ、いま中国では一番売れているデジタル製品だといわれています。
Youtubeに関連する動画が流れていたので見てみると、とても刺激的。
製品周囲400m付近の無線を拾って盗用できるほど強力で、同梱のWEP解析ツールがあれば、もし相手がWEPのセキュリティ暗号化を行っていたとしても解読し無線ができる、というスグレものとして売れているようです。
セキュリティや著作権、海賊版などへのモラルが問題となっている中国だけにあり得る話ですが、日本でも発売は開始された模様。
WEPは10秒で解析できるといわれ安全性の低下は問題視されていましたが、こういう製品が登場することでWPAやWPA/2といった規格が次のセキュリティ段階へと意識は変わっていくことが期待されます。