Categories: セキュリティ 2009/10/27 火曜日
Clickjackingについては過去に一度このblogでも取り上げています。
この攻撃はWebの欠陥を悪用し、2つのレイヤーから構成されるWebページを表示させ、ユーザを騙す手口です。ユーザは、表示されているレイヤーで操作を行っていると思いますが、実際には、表示されたレイヤーの上にある透過レイヤーで処理が行います。
blogで取り上げた時点では、具体的な被害は出ていませんでしたが、最近では今回の金融危機につけ込み、銀行の偽サイトを作成し、この手法を使って、銀行でローンが拒否されたユーザを惹きつけ、だましているようです。
IE(Internet Explorer)の対策の場合はこの対策機能が実装されたものの、開発者側にも実装が求められるものであるため、完全な意味での導入は何年かかかる可能性があります。お勧めはFireFox+NoScriptの組み合わせです。
誤って、透過型のリンクをクリックしても、このプログラムが警告を出してくれるすぐれものです。
怪しいサイトを訪ねる時はご一緒に。。