ディスクユーティリティでバックアップ
MacはOS X初期段階から、専門的ですがデータ保護の機能がついていました。
「ディスクユーティリティ」を開くと、RAID構成でディスクのパーテーションを作り、ミラーリングでディスク利用することも可能。
片方のディスク、またはパーティションのデータが失われたとしても、もう片方にあれば安心、というサーバにあるような機能がローカルマシンで最初から使えるのはありがたいです。
とくにPowermacシリーズ、またポストPowermacとなったMac Proシリーズでは複数台のディスクを運用できるため、こうしたディスク管理も計画してから使い始めると安心。
いまだPowermacシリーズは現役として利用されてますが、どのマシンも今後もしばらく使われるようであれば、しっかりとしたデータ保護をしておくのもありかもしれません。
iBackupでデータを定期バックアップ
OS 10.5からはTime Machine(後述)が利用でき、こちらのほうが高機能なのでオプション的要素ではありますが、OS 10.4までを使っている方はiBackupがおススメです。
こちらはフリーソフトですが、指定したフォルダのファイルをまとめてバックアップしてくれます。バックアップにかかる時間がかなりマシンスペックに影響されるので、暇な時間に行ったほうがよいでしょう。
このソフトの良いところは、音楽データ、サファリのお気に入りといった主な要素をチェックボックスにしるしをつけるだけでひっぱってきてくれるところ。ファイルによってはディレクトリや階層が違うため、いちいち探したり、面倒だからとまとめてバックアップしなくてよいため便利です。
ただ、手動でのバックアップ指定が必要なものもある場合、左カラム下にある「+」マークを押せば、指定が可能。
Mobile Meにもバックアップ可
このiBackupはオンラインストレージへのバックアップの機能がついているため、そこへバックアップを取ることも可能。
たとえばMobile Me(旧.Mac)を契約している人は管理画面からそこを指定すれば定期的にappleのクラウドサーバ上にデータを置いておくことができます。iPhoneからもデータを見ることができるからいいですね。
ただMobileMeはバックアップを取っているときはまあまあ重。これは.Mac時代からなんですが、フォーラムなどでも辛口な意見が前から出ています。最近のオンラインストレージ、Dropboxやその他のサービスと比べてみるとちょっと残念です。
こうしたその他のオンラインサービスにバックアップを取るのもアリですね。
Appleは大規模なデータセンターを建設中、とのことなので、革命的なデータ利用方法の提案とともに一気に解決してもらいたいとこです。
TimeMachineで外部ディスクへバックアップ
Mac OS X 10.5 Leopardからは、Time Machineという優れモノのバックアップソフトが実装されています。
これは単に万が一Macが壊れたときのバックアップとしての安心だけではなく、日々の作業で間違って消してしまった!ということも元の状態に戻せるため、非常に便利です。
無線外付けディスクのTime Machine、またはUSB外付けディスクに定期自動バックアップを行ってくれます。
Time Capsuleは複数台のMacのデータバックアップに活用できます。何台かある人はこちらを購入するほうが合理的で安く済むかもしれません。このブログ執筆時点で、1TBで30,800円、2TBで50,800円なので、複数台のMacそれぞれに用意するよりは便利でしょう。
おまけ:ウイルスバスター for Macがこの秋登場
Macはウイルス対策ソフトが少なく(高く)、またwindowsに比べ比較的ウイルスやマルウェアが少ないためあまりこうした外敵要素からのセキュリティが語られることは少なかった今まででした。
ただウイルスの攻撃対象や要素が、ウェブアプリケーションやモバイル機器へと広がってきているため、Macも例外とはならないかもしれません。現在ベータ版がテストされているようで、登場したら試してみたいと思っています。