定番ソフトウェアOfficeの違法コピー問題で県内パソコンスクールが訴えられ、損害賠償の調停が決まりました。
和解後にも違法コピーを使い続けた企業に、正価の2倍の損害賠償金
CNET JAPAN(2009年8月13日)
ビジネス ソフトウェア アライアンス(BSA)は8月10日、BSAメンバー企業と過去に和解していた沖縄県所在のコンピュータスクール経営会社(パソコンスクールA)が、前回 の和解以降にもビジネスソフトウェアの著作権を侵害していた問題で、7月9日付けで那覇簡易裁判所において正規小売価格の2倍の損害賠償を認める調停が成 立したと発表した。
パソコンスクールAは、Microsoft Officeなどを違法コピーし使用していたとして、2001年2月にマイクロソフトらとの間で和解契約を締結していた。しかし、その後もスクール内での 違法コピーを指摘する通報がBSAに寄せられたため、2006年3月にアドビ システムズとマイクロソフトがスクールに対し代理人を通じて調査報告を求めていた。BSAによれば、パソコンスクールAから的確な回答が得られないまま連 絡が途絶えたため、調停申し立てがなされたという。
実際は結構ある話かもしれません。
1台のコン ピュータでのみ使用することが許諾されたソフトウェアのパッケージを、何台かのコンピュータにインストールして使うというやりかたです。
ソフトを何十台分も購入する費用を考えたら、なんとかしたいというところ。特にこの不況の時期だとよりなんとかしたいというのが本音です。
BSA、ビジネス ソフトウェア アライアンスという組織はソフトウェアの権利保護を行っている非営利団体で、マイクロソフトなど大手ソフト会社がメンバーとして名を連ねており、タレこみ、ソフトの違法使用の通報も募集しています。
今回、2001年に通報され、そして2006年にも再通報を受けています。
損害賠償は正規小売価格の2倍とあり、何台あるかは分かりませんがもし5万円相当のOfficeパッケージを20台分を2倍しても、2,000,000円。やっぱり高くつきましたね。
沖縄県でということなので、取り締まりを実感できます。
弊社でもソフトウェアの取り扱いには十分に気をつけていますが、法的にも気持ち良い職場とすることが今から特に求められる、と感じます。