次世代の高速ストレージデバイス

Categories: ITなニュース  2009/8/4 火曜日

前回に引き続き、ストレージの最近の動きを紹介します。

■SSD

ハードディスクドライブに代わるものとして注目されているSSDですが、現在売られている主流は64GB前後であり、大容量化が期待されています。しかしそんな中、1TBのSSDが商品化されています。
「Z- Drive」という商品です。zdrive転送速度は最大読み込み500MB/sec、最大書き込み470MB/secとなっていますので、一般のHDDの10?20 倍程度のスピードです。ただ、ハードディスクのサイズに収めることができなかったのか、PCI Express にて拡張するタイプとなっております。(ということはOS起動できないので、データ保存用になりますね。。)
ちなみに価格は1TBのタイプだと約50万円になります。
今後はSSDの大容量化と低価格化に期待です。

■eSATAフラッシュメモリ

最新機器のストレージの中で、手頃なものはeSATAフラッシュメモリです。31EDjhTJMQL._SL500_AA280_毎秒最大3Gbps(毎秒375MB)の転送速度を実現していますので、現在のUSBフラッシュメモリの6倍の転送量があります。
eSATAのインターフェースは現在は一部のデスクトップPCにしか搭載されていません。今後はノートパソコンにも搭載されるようになるとの事ですので、その時は便利になるでしょうね。

■USB3.0

USB2.0から3.0になると、現行のUSB2.0の最大転送速度である480Mbpsの約10倍となる最大転送速度は5Gbpsとなります。25GBのハイビジョンムービーの転送時間を比べると、USB2.0で13.9分かかっていたものがUSB3.0では70秒に短縮されるといわれています。しかしUSB3.0自体は高速なのですが、データのやり取りを扱う他の部分がボトルネックとなり、転送速度は1Gbps程度になるのではないかといわれていますので、導入の際はマシン自体も見直さないといけなくなりますね。
昨年末の記事で、今年中に発売するかもとblogに書きましたが、この原稿を書いている時点では、「USB3.0」に対応したマザーボードが突然販売中止になったり、USB3.0対応機器の発売がまだ出ていないといった状況です。

ユーザにはこうした技術革新はうれしい事ですね。


Author: tokunaga
ネットワーク構築、サーバーメンテナンスを担当。 MCP、CCNA、SCSA、DD1種などを有しており、ネットワークの設計・構築・運用まで一通り行います。 法人様への最初の窓口として応対させて頂くことが多くございます。 問題解決のお手伝いを致しますのでひとりで悩まずお気軽にご相談ください。

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