IT業界にいるものとしても変化の早さを実感します。
もはや1年もたてば同じ値段で画面サイズは2インチ上のものが買え、ストレージの容量も倍になっています。
まだハードウェアなら技術的飛躍こそあれ規格の大きな変化は少ないものの、ソフトウェアでは仕様ががらっと変わっていることもあります。
先端技術は華々しいものですが、では新しいものはすべて「善」なのでしょうか?
ITの業界では「枯れた技術」という言い方があります。
これは単に古いということを言わんとしているのではなく、これまでの期間においてその安定性が証明されてきた、信頼性の高さを物語る言葉です。
ハードウェアにもソフトウェアにも「枯れた技術」というのは存在します。
たとえばWindowsXPはServicePack2をへたころよりだいぶ完成度が高まってきて、今や枯れたOSといわれることも…。
もちろん新しいOSにはかなわないところもあります。
しかしたいていのユーザーにとって使い慣れたシステムこそが一番だったりします。
会社等であるサービスや技術の導入を検討している場合、新しいものにするか、それともいわゆる「枯れた技術」を導入するのかは、経験が求められる部分です。
うまくいけば新しい技術やサービスで効率もあがり、安定性も問題ない場合もありますが、その際にもリスクを知っておくことが重要かと思います。
また経年劣化やサポート切れのためにやむなく新しいサービスを導入せざるを得ないこともあるでしょう。
旧来のシステムから新しいシステムに引き次ぐのは大がかりになることも多いです。
またそのタイミングも非常に大事で考慮すべきこともたくさんあります。
近々控えているのはWindows、Macともに新しいOSが発売されることでしょう。
このOSはパソコンの根幹をなす基本ソフトウェアのため、導入により大きな変化が生じます。
出版関連でMacをお使いの場合、ソフトウェアの関連でOSのこのバージョンでないとダメということがあったり、
WindowsでもこれまでWindows2000以降で使えていたソフトがWindows 7(新OS)では動かないということが起こりえます。
新OS導入を含めて何らかのサービス導入の判断を迷っているなら、しばらく一定期間をおいて客観的に情報収集してみるのは良いかと思います。
1ヶ月でも数ヶ月でも期間を空けてそのサービスに関連する不具合報告が無いか、あるならどのようなものかを調査します。
その情報に基づき、不具合がない、もしくはあっても軽微ですぐに修正されるたぐいのものであれば、導入に踏み切ることもできます。
アイティーアシストでも各種ご相談をお受けしています。お気軽にお問い合わせください。