Windows XPのメインストリームサポートが昨日4/14終了しました。
ニュースなどでも取り上げられていましたので、XPをお使いの皆様は少し不安に感じておられるかもしれません。
結論から申し上げますと、2014年までは安心してお使いいただけます。
マイクロソフトのコンシューマ向け(家庭用)製品には、発売から最短5年間のメインストリームサポートが設けられています。XP Home Edition などがこれに該当します。ちなみにメインストリームサポートは以下のような内容となっています。
1.セキュリティ更新プログラムの提供
2.新しいコンポーネントやService Packの提供
3.無償サポート
(※他にもありますが主なものだけに絞りました)
さらにビジネス向け製品(XP Professional等)では、上記のメインストリームサポートに加えて、さらに最短5年間の延長サポート期間が続き、合計で最短10年間のサポート期間となります。
XPは2001年11月発売ですので、本来は2006年で5年を迎えるのですが、後継OSのVistaの発売がずれ込み、今回の2009年4月まで延長されたという経緯があります。
くわえて、家庭向け製品のXP Home Editionは使用ユーザーが非常に多く、たくさんの要望があったため、例外的にビジネス向け製品と同じサポートが適用され、延長サポートの恩恵にあずかれるようになりました。
延長サポートに入ると、セキュリティ更新プログラムの提供以外は基本的に行われません。しかし一般ユーザーにとってはそれだけで十分です。
結果的には、XP(特にHome Edition)はとてもお得な製品だったと言えるでしょう。サポート期間を決めるだけでも紆余曲折あったOSでしたが、それだけ完成度が高く、広く愛されたOSでした。
しかし5年後には、セキュリティ的に見て使えないOSとなります。Vistaは賛否両論あるOSですが、安全面での優位性は決定的になりますし、Windows7やそれ以降のOSも期待できそうです。
サポート終了を心配してすぐに乗り換える必要はありませんが、やはり時間の問題ですので、移行を前提にタイミングを見計らっていくと良いと思います。