アップルのサイトで、WebブラウザSafari 4のベータ版がダウンロードできるようになっています。
「洗練をきわめた」を自称してますが、名前負けしない出来栄えです。
safariを使うだけでウェブサイトがより魅力的に見えるというのは、本質を見失わず、かつ最新のテクノロジーに慣れていくユーザーをあきさせない努力、技術力の証だと思います。
今回の変更点として大きく取り上げられているのは高速化です。
新しいJavaScriptエンジンによってJavaScriptの実行速度がSafari 3に比べ4.2倍高速化されているそうです。他社製Webブラウザとの比較もあり、JavaScript実行においては、Internet Explorer 7より最大30倍速く、Firefox 3よりも3倍以上速いとのこと。HTMLの読み込みでも、Internet Explorer 7やFirefox 3の約3倍の速さとしています。
名前は挙がっていませんが、Googleの「Chrome」を強く意識しているのかな?という印象も受けています。
Googleの速度に対するこだわりは業界内でもずば抜けています。Googleは広告収入で成り立っている企業なので、トラフィック量を意識して高速化させるということそのものが収益につながることもあり、そこへの投資が半端ではありません。コンマ何秒の高速化を追及して日々人力とお金が注ぎ続けられています。
Chromeとは方向性が違うからと片付けることもできそうですが、安易な妥協は決してしない。でも単なるスピード勝負でもない。
sarafiの魅力って奥が深くて、それを表現する適当な言葉を捜していると、やっぱり「洗練」に行き着くのでした。
ピンバック: 2009-02-26のjavascript - JavaScriptのまとめブログ