ドケルバン病とマウス症候群

Categories: ITなニュース, トリビア  2009/2/24 火曜日

 私の上司が指の痛みを訴えています。何年もこのIT業界にいるうちに腱鞘炎になったようです。この業界だとちょっとしたステータスといえなくはないですが。IT業界は腱鞘炎を育成している感がありますね。

 親指の使いすぎが原因で、手首にある親指を動かす腱が炎症を起こすのを「ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)」と呼ばれているようです。なんでも片手で携帯を持ちながら、メールを打つと親指とその腱にかなりの負荷がかかるのだとか。現在、携帯の普及で患者の数がかなり増えているようです。重症の場合は手術になるので用心が必要ですね。もし痛みを感じたら無理せず病院へ行って、メールを一切打たずに手を休ませないといけません。(無理でしょうね。。)

 また同じく増えているのが、マウス症候群(頸肩腕障害、反復性ストレス障害)と呼ばれているものです。
 パソコンを使って仕事をする人は、1日(8時間勤務)、約3,000?5,000回クリックするそうです。1年間だと、約100万回もクリックすることになります。そしてその間、マウスを上下左右に手首のスナップをきかせて動かしているわけです。こうしてマウスによって、腱鞘炎、関節炎、手根管症候群などの手の痛みやしびれを感じる方が増えているそうです。

 これらを抑えるにはマウスを手にフィットし軽い物にかえること、腕の反復運動を抑えるための設定をする事が必要です。
 デュアルやワイドのディスプレーを使用していて(左右にいっぱい動かします)、マウスは小型(手にフィットするどころか手がマウスからはみでてます)、ワイヤレスで電池内蔵(重い分だけ力を使ってます)、なおかつマウスの反応が時々悪いことがある(この時々の現象の度、力いっぱい動いてます)..こんな状況が何年も続いていると、マウス症候群になる可能性が非常に高いかもしれません。

 すぐ状況が改善できない方もせめて、コントロールパネル-ハードウェア-マウスのプロパティからポインターオプションの速度だけでも見直すようにしましょう。マウスを動かす面積が少なくなります。あと、ショートカットキーを覚えるのも効果的ですね。仕事の効率も上がります。?e3839ee382a6e382b9

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 あと、長時間同じ姿勢はよくないそうなので、ブレイクタイムも必要です。みんなブレイクタイムをとる時って、コーヒー飲みながら、WEBをみるか、携帯でメールするかですよね。みなさんもパソコンの前から離れて休憩は取らなきゃだめですよ。

 ちなみに、指の痛みを訴えていた私の上司は人差し指の痛みがあったようですが、マウスを替えてだいぶ楽になったようです。みなさんもこの機会にマウスの環境を見直してみるのはいかがですか?


Author: tokunaga
ネットワーク構築、サーバーメンテナンスを担当。 MCP、CCNA、SCSA、DD1種などを有しており、ネットワークの設計・構築・運用まで一通り行います。 法人様への最初の窓口として応対させて頂くことが多くございます。 問題解決のお手伝いを致しますのでひとりで悩まずお気軽にご相談ください。

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