県内外の情報収集のソフトな役割にもなっていた夕刊がなくなると報じられています。
沖縄タイムス、値上げ回避で3月から夕刊廃止 -日経BP.net
沖縄タイムス社は2月28日付けで夕刊を廃止し、3月から夕刊の一部紙面を朝刊に統合する。これに伴い、月極めの購読料金を現在の3160円(朝夕刊セット)から、2990円に引き下げる。広告需要が落ち込むなか、新聞用紙代の値上げなどで製作コストが上昇した。購読料金の値上げを回避するために、夕刊廃止を決めたという。
夕刊に掲載していた「芸能」や「映画」などの紙面を朝刊に移し、朝刊のページ数を増やす。夕方のニュース報道についてはインターネットなどを活用し、速報体制を強化する。
夕刊は1952年7月に、創刊4周年を記念して発行した。同社は経済環境の悪化に対応するために、今後もコスト削減や業務見直しを行うとしている。
2時くらいから見る、夕刊を配達するおばちゃんたちの風景がなくなるのはちょっとさびしいですね。
夕刊廃止の流れは、最近始まったものではないようです。しかし少し検索してみて県外メディアも夕刊廃止が多くなっていることが分かります。
毎日新聞、北海道で夕刊廃止 -J-CASTニュース(2008年5月13日)
秋田魁新報、原油高で夕刊廃止へ -J-CASTニュース(2008年8月4日)
原油高や不況のあおり、というここ最近の共通した流れもあると思いますが、企業の宣伝広告方法の再編という流れもあるようです。
紙媒体を襲った日産ショック -誰も通らない裏道
日産は来年度からの宣伝を電波とWebのみに絞り、新聞、雑誌という紙媒体はすべてやめることになった(チラシ、若干の専門誌はのぞく)。
これはつまり、新車を発表しても新聞、雑誌の純広告はつくらないということである。
日産ほどのクライアントになると、各媒体に自社の広告枠を持っている(広告業界では「実績」という)。しかも雑誌
の場合でいえば、その少なからぬ面が特殊面である(表2や表4、表3、また目次前の見開きや目次の対向面など、通常のページよりも広告価値の高いとされる面。通常の広告料金よりも高めに設定されていることが多い)。
こういう宣伝方法の変化はまだたぶん過程。
最近iPhoneへいれたアプリで秀逸なのが産経新聞がそのまま見られるソフト。
しっかりと記事も読めるし、ざっと流し読みもできるし、かなり使えます。
こういう流れで新聞などの紙媒体がまったくなくなることはないでしょうし、大手企業がダイナミックに広告手段を変えたとしても、町の小さな会社やお店も営業手段としての広告宣伝も必要としています。
今年もいろいろと変わっていきそうです。