Categories: ITなニュース 2008/12/9 火曜日
シリコンとは、非金属元素のひとつで、ケイ素と呼ばれる物質のことをさします。
半導体製品の多くがシリコンを主原料としている為、コンピューター関連では大変馴染みの物質です。アメリカの半導体企業がある一帯をシリコンバレーと呼ぶことからも、それがわかります。
このシリコン、地球上では酸素に次いで多く存在すると言われていますが、集積回路の場合には99.999999999%の超高純度のものが用いられるようです。半導体用にシリコンを精製してシリコンウェハーなるものを製造します。シリコンウェーハの大手ベンダーには日系メーカーが多く、全体に占める日系のシェアは60%を超えるそうです。
半導体の主原材料となるシリコンは1t当たり価格が6万円で、加工後の半導体は1tあたり数十億円になるそうです。
半導体は高付加価値産業の代表と言われているのもうなずけます。
最近では太陽光発電の需要で、生産が追いつかず、価格が高騰しているとか。
ちなみに豊胸手術につかわれるのはシリコーンで、これとは別物になります。紛らわしいのでご注意を。