ネットバンキング・YahooやGoogleのアカウント・ショッピングサイト・・・・
ネット上のいろいろなサービスを使うたびにID登録が求められ、そのたびにパスワードが増えていきます。パスワードを使い回すのはセキュリティ上不安ですし、かと言って使い分けると覚えられません。
手書きでメモに残しておくのがベストですが、その都度入力するのが面倒なのでエクセル等で管理してコピペという方もおられるでしょう。しかしこれもセキュリティ上おすすめできません。
こんな時に便利なのはID・パスワード管理ソフトです。例えばフリーソフトのIDManagerや10個のIDまでは無料で使用できるロボフォームなどが有名処でしょうか。その他にも優秀なソフトが多数あります。
この種のソフトを利用して「長くて複雑なパスワード」を使うなら安全性が向上します。
長いパスワードの利点:
パスワードで入力できるキーは40個ほどです。パスワード解析の視点で考えると、4文字のパスワードで考えられるパターンは40の4乗で256万通り。8文字だと6兆6千億通り。文字数が増えるごとに指数関数的に増えていくので、長ければ長いほどよいといえます。とはいえ人が覚えられる数にも限度がありますので、バランスをとって4-8文字あたりが一般的なパスワード数となっています。上記のような管理ソフトを使えば、最大数で設定しても忘れてしまうことはありません。
複雑なパスワードとは:
パスワード解析は単に片っ端から全パターンをあたるのではなく、辞書機能も併用します。つまりメジャーな単語や、多くの方がパスワードに使う傾向のある組み合わせ(生年月日や人名、単語を逆にする等)だと簡単に解析される恐れがあります。
複雑なパスワードのコツは間に特殊文字(#や@等)を入れることです。そのサイトで使える特殊文字をパスワードにちりばめると解析されにくい複雑なパスワードになります。
IPA(情報処理推進機構)のサイトでもパスワード管理のコツが説明されていました。ぜひご覧ください。