今年の秋口くらいから、ソフトウェア会社がインストールソフトをCDなどのディスクではなく、USBメモリに収録して販売を始めました。
ソースネクストはウイルスソフトや筆王などの年賀状ソフト、Kingsoftはオフィスソフトもこれで販売を始めてます。
ソースネクストは8月27日、主力PC用ソフトをUSBメモリに収録して発売すると発表した。従来のCD-ROM/DVD-ROMも併売するが、将来は廃 止する考え。光ディスクドライブのないミニノートPCユーザーが拡大しており、インストールの手軽さと、汎用的に使えるUSBメモリの付加価値を売りに、 販売拡大を図っていく狙いだ。
ITメディア 2008年8月27日
ソフトを入れているのは1GBのメモリで、残りの領域は普通のメモリとして活用できるという利点があります。
間違ってソフトを消してしまった場合は、ダウンロードもできるという保険付き。
CDであれば一度インストールすればもうそれまでなので、まさにアイティーらしいエコ・システム。
もう写真やファイルの受け渡しはUSB、ということが一般的。USBの容量も大きくなっているので、個人ファイルはもうUSBメモリにだいたい入れて管理しているという人も多いのではないでしょうか。
そんなUSBメモリの活用に役立つソフトを二つ。
USBメモリの暗号化
USBメモリの一番の危機は、失くしたり落としたりするヒューマンエラーです。落とさないように、も大事ですが「落としたとき」を考えてパスワードでロックをかけておくことができるソフトがこちら。
ファイルをドラッグ&ドロップするだけで、簡単に暗号化することができ、フォルダごとドラッグ&ドロップした場合には、1つにまとめて暗号化ファイルを作ります(フォルダごとパックします)。
なお、暗号化の際にはデータに圧縮がかかりますので、サイズがコンパクトになります。
復号化する(元に戻す)際にもドラッグ&ドロップするか、ダブルクリックしてパスワードを入力するだけで、簡単に元のファイルやフォルダに戻すことができます。
外出先のパソコンでワードやエクセルが使えないとき
ネットカフェで、または友人宅でMicrosoft Officeが入っていなくてファイルが見られない-、はよくある話です。
多くのパソコンが装備しているとはいえ、高価ですしね。
Microsoft製ではありませんが、USBから起動可能なオフィスソフトがあります。
オープンソースで開発されたソフトで、通常版はフリーで使えるオフィスソフトとしてすでに認知されており、公共機関でも導入が始まっています。本家ほど高度なことはできませんが、Officeのエクセルやワードなどのファイルを閲覧・編集可能です。
もうしばらくはUSBメモリがなくなることはないと思われますが、USBメモリも耐久性には限界があります。
メーカーは10年、などうたっていますが、USBメモリが一般的になったのがここ5年ほどですし、だれもわかりません。
USBの抜き差しをするコネクタの摩耗、消耗は1500回くらいからというデータもあります。
やはり念のため、USBメモリのデータもバックアップは忘れずに。