注意深さと決断力

Categories: トリビア  2008/5/14 水曜日

トムとジムは2人で21ドル持っている。トムはジムよりも20ドル多く持っている。それぞれいくら持っているか。ただし、答えに端数を出してはいけない。

これはMicroSoft社の面接の際に出された問題です。

トムは20ドル、ジムは1ドルと即答した方は残念ながら注意深さに欠けているとして、この試験には受かりません。

問題の簡単さと端数に関する文章がひっかかるので即答を避け、20ドルと1ドルは19ドルの差であることに気付いた方はまず第一関門突破です。

しかし重要なポイントはその考え込む時間です。この問題がなりたたないことは単純な連立方程式で証明できます。(トム20.5、ジム0.5となり端数が出る)

この設問では、証明をもとに早い段階でNOといえるかどうかが試されています。

ソフト開発に携わる上で、知識と注意深さは絶対に必要ですが、無益に時間を浪費しないための決断力、その資質が問われているようです。

MicroSoftやgoogleなどに代表されるこの業界の試験はとてもユニークで、設問の意図をくみ取ること自体にかけひきがあって興味深いと思うのですが皆様はいかがでしょうか?


Author: Jun
アイティーアシスト代表 ワクワクするようなIT活用をご提案します。

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