異常気象と叫ばれ始めたのと時期を同じくして、パソコンは庶民の間に普及してきました。
梅雨入りしてからというもの雨はあまり降らずただ蒸し暑さだけが増して、へんな天気ですね。
パソコンも、作業が多かったり長かったりするとどんどん熱くなります。
音もうるさくなります。
壊れやすくもなってきます。
特に暑い今の時期はヒートアップしやすいので、ぜひ知っておきたい対策をご紹介。
ちなみに、北極の氷が解けても、海面上昇はしないと言われてます。
なぜ熱くなるのか?を知っておく
パソコン内には、熱が発生し、かつ熱に弱い部品があるからです。
電源、CPUやハードディスクがそれにあたります。富士通によると、40度を超えると障害の可能性があるといわれていますが、プラスチックが解けてしまうくらいまでなることもあります。
それも狭いハコの中、ノートパソコンの中であれば都会の地下鉄のようにキュウキュウなスペースの中詰め込まれているわけですから、なおさらです。
しかも最近のwindowsは負荷をかける機能やアプリケーションが増えているので(以下略)。
それを冷やすために、冷却ファンがパソコン内には設置されてます。扇風機ですね。
パソコンから発生する音のメインはこのファンの音です。
温度を測るセンサーがマザーボードについており、アツければアツいほど、冷まそうとウィンウィンとうるさくなります。
冷却ファンを強力なものに交換しよう
メーカー製のパソコンの場合は(特にノートパソコンは)スペースや規格が決まっているためできることに制限がありますが、可能であれば熱効率の高いパーツへ交換できます。 自作のカスタムパソコンの場合は選べる種類が豊富ですが、それでもサイズやマザーボード、CPUに合わせたものを。
予算はもちろんピンキリですが、数千円から一万円未満が妥当なところです。
こちらのサイトでは、パーツ交換をしておよそ5度ほど低下したという結果が出ました。
電源もじょうとうに
それでも難しい場合は、パソコンの中では大きな部品の一つ、電源ユニットも、使う電気が多いほど熱くなっていきます。 供給する電源量が大きく、静音性も優れたものに変えてみてはいかがでしょうか。
ノートパソコンの場合はバッテリーや規格が厳密に調整されているので難しいですが、そんなときはこちらを試してみてください。
CPU冷却ファンもそうですが、実際に使える部品か?の判断が難しい時もありますので、ぜひ弊社にご相談ください。
失敗のないチョイスをお手伝いします。
ノートパソコン用の冷却シート
ノートパソコンはキーボードの下に熱を持つ部品があるため、底面から冷ましてあげよう、という製品があります。 ノートパソコンの下に敷く、冷却シートです。
あまり使っている人を見たことがないような気もするんですが、けっこう効果的なようです。 前述のサイトによれば、2000円ほどのジェルの冷却シートを使った場合、やはり5度ほどの温度差は確認できたようです。
使い始めてからは熱暴走と思われる動作がなくなったというので、気になる人は試してみてください。
パソコンの中をそうじをする
前述のように、大きなファンがパソコンの中にはついています。
また、CPUを冷却するために車のラジエーターのような穴のあいた金属部品があります。 これらに、ホコリやごみがつまって、熱効率が悪くなりなかなか冷えてくれないさということが結構あります。
定期的にパソコンを分解しクリーニングすると静かになり、フリーズすることがなくなることも。
めんどくさそうですが、ただそうじをするだけで動作が軽くなったり、動かなくなってデータを失ってしまうことを思えば、やってみる価値はあると思います。
パソコンの通気口をふさがない
いくらパソコンの中を冷やそうと頑張っても、通気口、パソコンの側面についている穴ですね、これが書類や本で隠れてしまっていると意味がありません。エアコンの室外機を部屋の中に入れているようなものです。 こ
れだけでも、急に静かになってくれることも多いので、机の周りをチェックしてみてください。
この夏を乗り切れるかどうか、が来年より後もパソコンを使えるか、に影響します。
みなさんのパソコンの夏バテ対策も忘れずに。